2015年11月15日日曜日

藤田嗣治の全所蔵作品展示!!!




  東京国立近代美術館では、いま、藤田嗣治の全所蔵作品の展示がされています。




 藤田嗣治ファンのわたしですので、早速見に行ってきました。

 MOMATコレクションから所蔵する藤田嗣治全作品25点と特別出品の1点あわせて26点でしたが、見ごたえがありました。




 五人の裸婦やタピスリーの裸婦、自画像などは、以前にも見ているのですが、こんなにたくさんの戦争画を見るのは、初めてでした。




 14点の戦争画は、いまでは戦争の悲惨さを伝える反戦画としても見ることができるのではと、ふと思ったのですが、藤田はどんな思いで、この絵を描いたのだろうと考えてしまいました。




 悲惨な戦場の画面に、ひっそりと咲いているアザミが印象的でした。
 


  
 このブログの写真の藤田の画が描いてある水色の缶は、以前に藤田嗣治展で買ったものです。

 「1954FOUJITA」と缶の下の方に書いてありますので、晩年の作品のようです。




 先日、TVの番組で、晩年に藤田ご夫妻が住んでいらしたフランスの田舎のかわいらしい家を見ました。

 そこには、子供を描いた絵も多くあったのですが、この缶の絵のように女の子や猫や小鳥、花などの絵のモチーフは、彼の晩年の境地なのでしょうか・・。

 それにしても、女の子のしぐさや猫の表情には、エスプリを感じます。



 

 

 











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