2016年8月10日水曜日

アイラブ・盛岡 (2016年)



 8月4日最終日の「盛岡さんさ踊り」を、見てきました。




 4日の盛岡は、35度で、昼過ぎの駅前広場での
「ミスさんさとミス太鼓の踊り」は、真夏の暑さを
吹き飛ばすような笑顔が、印象的でした。




 盛岡と言えば、「石川啄木と宮沢賢治」のゆかりの地です。
駅近くには、宮沢賢治が生前の唯一の童話集「注文の多い料理店」
を、発刊した「光原社」が、あります。




 ここには、コーヒー店やお店もあり、おしゃれな異次元の空間のように
なっているところで、わたしの好きな場所です。



 奥には、青い小さなりんごが、実っていました。
 この光原社という社名は、賢治が考えたということです。
 賢治の「いーはとーぶ」とは、理想郷という意味ですが、
この場所は、そんな賢治の青春の夢が感じられます。




 わたしは旅に出ると、いつもその街の本屋さんを覘くのが
趣味です。今回も街のまん中にあるさわや書店を、訪ねたのですが、
やはり、啄木と賢治のスペースがありました。

 今回は、盛岡在住の直木賞作家の高橋克彦さんの書かれた本
「東北・蝦夷の魂」を、買いました。




 夜には、ギネスブック認定の世界一の太鼓パレードを観たのですが
日中の暑さを忘れるような心地よい風が吹いていました。



 
  詩人で彫刻家の高村光太郎は、戦後、岩手県の花巻郊外の太田村山口に
住んだのですが、「啄木と賢治」という文で、岩手の人のことをこのように書いています。

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 「この地方の人の性格は多く誠実で、何だか大きな山のような感じがします。
為ることはのろいようですが、しかし確かです。」
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 世界一という太鼓のパレードの人たちの姿は、しばらくの間、こころに
残りそうです。




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