2017年3月17日金曜日

わたしの標本木(マンサク)



 今年も、そろそろマンサクが咲く頃かなあと思い
散歩のときに、遠回りをしていつもの場所に見に行って
きたのですが、何と何と咲いていました。(^^♪


 毎年、マンサクが咲くのを見に行く木があるのですが
その木を秘かに「わたしのマンサクの標本木」にしています。
 5.6輪だけですが、待っていた「マンサクの開花」でした。


 今年は、先日名残り雪が降ったり、晴れた空から連日
雪がちらちらと降っていますので、開花は例年よりも
少し遅いように思います。


 それにしても、黄色のリボンをひろげたようなあえやかな
マンサクの花は、山暮らしでいつも楽しみに開花を待つ
愛しい花です。


  





2017年3月15日水曜日

名残り雪



 3月15日というのに、朝起きてみたら、一面真っ白の銀世界・・。
 あ~っ、名残り雪だと思いました。


 コートをはおって外に出てみると、空気も凛としていました。
 庭のバードバスも、こんな感じ・・。


 ふちは、粉砂糖をふりかけたようになっていて
なぜか、真ん中にジャムが入っているクッキーみたい
といつも思ってしまいます。


 3月の名残り雪なので、すぐに消えてしまいそうですが、
きょう一日は、残ってくれました。


 「名残り雪」って
 すてきな言葉ですね!








2017年3月13日月曜日

「プルーストと過ごす夏」 新刊の読書


 春の香りがいっぱいのストックの花束を、知人から
いただきました。
 部屋中に甘い香りが、漂っています。


 ところで先日、メル友からプルースト関連の新刊が発行されたと
教えていただき、早速読んでみました。
 タイトルは「プルーストの夏」
       アントワーヌ・コンパニョン、ジュリア・クリステヴァ他著
        國分俊宏訳・光文社
              2017年2月20日発行で、まだほやほやです。
 

 この本は、フランスを代表するプルースト研究者や作家の方
8人が書かれた「失われた時を求めて」についての共著です。

 フランスでは、ベストセラーになっているとのことですが、
「失われた時を求めて」の入門の決定版とも帯に書いてありました。


 8人の中のお一人のジャン=イヴ・タディエさんは、
・-・-・-・-・-・-・
「この本には私の興味を引きつけることがたくさんあり、いつまでも
私を夢中にさせてくれる。だから私はこの本を読み続けているのである。」
・-・-・-・-・-・-・               引用61p
と、書かれていますが、わたしも彼の言葉に全く同感です!!!


 いま、私も「失われた時を求めて」の読書は3度目で
吉川一義訳・岩波文庫の8を読んでいるところですから・・。

 8人の方は、それぞれの視点からこの大作を個性的に分析なさっていて
興味深い読書ができました。


 「プルーストと過ごす夏」は、プルースト研究家8人の
プルーストへのオマージュにも思えました。

 わたしのようなプルーストファンにとって、かぎりないプルーストへの
魅力を再確認させてくれる本でした。


 まだ寒い春の一日、ストックの芳醇な香りの中での読書は
豊かな気持ちにさせてくれるひとときでした。








2017年3月8日水曜日

松島の月


 3月2日と3日に松島に行ってきました。
 


 芭蕉は、「奥の細道」の冒頭で旅への想いとして、
「松島の月まづ心にかかりて」と書いています。
 風光明媚と言われる松島の月はどんな風なのかと、
見るのを楽しみにしていたのでしょう。


 わたしが泊まった2日の夜は、あいにくのくもり空で
月は見ることができなかったのですが、芭蕉は天気もよく
念願の「松島の月」を、見ることができたようです。


 芭蕉は松島の眺めを、美人が化粧をしてさらに美しく
なったようだと形容したり、また言葉では表現できないほど
美しい景色だとも、書いています。


 人はあまりにも美しいものを見ると、表現する言葉を失ってしまう
ということなのかもしれません。
 芭蕉は、ここでは俳句を残していません。


 わたしは、なぜか1羽だけでゆったりと泳いでいた白鳥と、
福浦島の自然公園にひっそりと咲いていた山茶花の花が
今回の旅の印象に残りました。


 

 

















2017年3月1日水曜日

きょうから弥生


 きょうから弥生
 陽の光も少し、春めいてきました。

 きょうのTEATIMEは、ピーナッツ入りの
クッキーを焼いてみました。


  BGMは、先日アマゾンで購入したCDです。
  シューマンとベルグの歌曲を、ソプラノの
ドロアテ・レシュマンさんが歌い、ピアノの伴奏は
内田光子さんがなさっています。


 2015年ロンドンのウィグモアホールでのライヴ録音
ですが、最近はこういうピアノ伴奏のみの歌曲がいいなあと
思うようになりました。

 歌詞がわかればもっと良いのですが、気軽にTEATIMEのとき
聞く音楽としては、最高です。


 レシュマンさんのソプラノも美しいですし、内田さんのピアノも
ひかえめでいて、存在感もありすてきなアルバムになっていると
思います。

 いま、一番好きな歌曲のCDは、レイナルド・アーン作曲で
スーザン・グラハムが歌う「La Belle Epoque」というタイトルの
アルバムですが、このシューマンとベルグも好きになりそうな予感が
します。