2015年6月30日火曜日

ひめさゆり



 南会津の高清水自然公園の
ひめさゆりを見に行ってきました。
 

 ひめさゆり群生地は、
7ヘクタールに100万本の
ひめさゆりが群生しているそうで
日本一ということです。



 訪ねた日は、ちょうど
梅雨の晴れ間で青空も見え、
さわやかな高原に風が流れていました。

左はめずらしい八重のひめさゆりです。

 図鑑で調べてみましたら日本特産で、
山形、福島、新潟の県境付近の低山や深山の草原に生え、
野生のユリの中ではもっとも早く
咲くと、書いてありました。


 ここは、以前には萱場だったそうで、町が買い上げて、
ひめさゆりの群生地にしたということです。

 いつまでも残しておいて欲しい
すてきな場所でした。






2015年6月28日日曜日

能「殺生石」




 薪能「殺生石」を、見てきました。


 この能は、栃木県の那須野が原に伝わる九尾の狐の伝説がもとになっています。

 薪能は、火入れ式から始まりました。


 演目の前に、殺生石の「シテ」の
着付けも特別に見せていただきました。


 能装束の着付けを見たのは
初めてでしたが、「シテ」の装束は、豪華でびっくりでした。

 ちょうど雨も上がった夕刻、薪の明かりで演じられていた能は、別次元の
世界に遊んでいるようでした。

 







2015年6月21日日曜日

ツバメの赤ちゃんと鮎のぼり



 「いっせいに喉もと反らし燕の子」

            鷹羽狩行

 わら葺屋根の古民家の軒下にツバメが、巣を作っていました。


 ツバメを見たのは、しばらくぶりのこと
なので、めずらしくしばらく見とれてしまいました。

 ツバメは、万葉集にも詠われていて
昔から、害虫を食べてくれるので
益鳥と言われ、ツバメが巣を作る家は
幸福になるとも言われていたようです。

 それにしても、子ツバメが、親の
運んでくるエサを待っている姿は
とても可愛らしかったです。

 この古民家は、栃木県の黒羽町に
「くらしの館」として保存されています。

 いまがちょうど、近くの那珂川で鮎が
釣れるということもあり、鮎ののぼりが
上がっていました。


 水槽に鮎が泳いでいたのですが、これは養殖の鮎だそうです。






毬のようなあじさいの花




 芭蕉の里、黒羽のあじさいを
今年も見に行ってきました。

 昨年は私の好きな白いあじさいが
見事だったのですが、今年は
うすい水色のあじさいがすてきでした。


 花は大輪で枝がしなり、
こぼれるように見事に咲いていました。

 パウダーブルーとでもいうのでしょうか。
うすい水色から白にかわるグラデーションが、すてきでした。



 あじさいを詠んだ鈴木真砂女さんの
こんな句があります。

 あじさゐの毬の幼き帰郷かな
 
                鈴木真砂女



 真砂女さんは、わけあって千葉県の鴨川の海岸にある
故郷を離れ、銀座で小料理屋さんを経営なさっていたのですが、
いつ頃に詠まれた句なのでしょう・・。

 あじさいは、真砂女さんにとって幼い子供の頃の故郷を
思い出すなつかしいまりのような花だったのでしょうか・・・。






2015年6月19日金曜日

ギンリョウソウ



 ようやく本格的な梅雨に入ったようで
このところ、連日雨の日が続いています。

 今朝、知人に「ギンリョウソウ」が、
咲いているのを見ましたよと、
お聞きしたので、
早速、連れて行っていただきました。

 「ギンリョウソウ」は、雨に濡れて
林の下にひっそりと咲いていました。


 花の形が白い竜に似ているので
銀竜草というそうですが、よく見ると
ほんと、何か動物の形のようにも
見えます。


 図鑑で調べてみると、
山地のやや湿り気のある腐植土に生える腐生植物で
分布は日本全土、花期は、4~8月と書いてありました。



 駒止湿原に行ったときに、林の下の
あちこちに、群生して咲いていたのを
思い出しました。

 それにしても、白いゼリーのような
かわいい花を今年も見ることができて
とてもうれしく思いました。





2015年6月17日水曜日

雨上がりの散歩



 久しぶりに那須に戻り、いつもの散歩道を、歩きました。


 木々はどこもかしこも緑で、雨上がりの良い香りが漂っていました。


 雨上がりの森の匂いは、大好きです。


 ふと、昨日見たTVのことを思い出しました。
 「関口知宏が行くイギリス鉄道の旅」という番組です。
 関口さんがイギリスの森を散歩し、
いい匂いだねと、おっしゃっていました。
 わたしもイギリス在住時に、カントリーウォークで
森を歩いた時の森の匂いをなつかしく思い出しました。
 多分、そのときの匂いと同じです。


 しばらく歩くと、木々の中に山椒があり、もう青い実がなっていました。

  
 オレンジ色のもみじいちごも実を
つけていました。


 ニワトコは、赤くなりかけているものや
すっかり赤くなったものなど、いろいろでした。

 きょうの散歩は、雨上がりでしたが
傘をさしての散歩も嫌いではありません。

 松本たかしさんの俳句にこんなものがありました。

 「雨音につゝまれ歩く若葉かな」

           松本たかし



 








 

2015年6月11日木曜日

早稲田演劇博物館



 早稲田演劇博物館は、ときどき訪ねる場所ですが、
今回は思いがけず、2つのトピックがありました。

 1つは、早稲田卒の篠田正浩監督に宛てた
ドナルド・キーンさんの直筆の日本語の手紙を、
見ることができたこと。

 そして2つめは、早稲田演劇博物館前の舞台で、
早稲田グリークラブの歌を聴くことができたということです。(^^♪


 ドナルド・キーンさんの日本語の手紙は、篠田監督作品の
「スパイ・ゾルゲ」という映画に対する賛辞の手紙ですが、
すばらしい日本語で書かれていて驚きました。

 2013年にやはり、この演劇博物館で「ドナルド・キーン展」が
開かれていたときに、キーンさんの直筆の日本語の原稿を
見たことがあるのですが、手紙を見たのは今回が初めてでした。


 キーンさんは、3・11の震災後に日本人になられたのですが
「わたしが日本人になった理由」というインタビューをまとめた本を、
読みなおしてみました。

 わたしはキーンさんのファンなので彼の本はいろいろと読んで
いるのですが、改めて読み直してみると、頷けることがいっぱいでした。

 キーンさんは、「応仁の乱で焼け残ったのはたった三つの寺院だけ、
でも、次の十年、二十年で、今日まで続くようなすばらしい生命力を
持った文化が生まれた」とおっしゃっています。

 それは、日本美の原点であるとおっしゃる東山文化のことですが、
キーンさんの、3・11の震災に対するエールにもなっているようで
うれしく思いました。

 演劇博物館の入り口にある舞台では、ちょうど、早稲田グリークラブの
歌う「斎太郎節」が、流れていました。


  「斎太郎節」は、大漁を祝った宮城県の民謡で、歌詞には
3・11で震災に遇った石巻などが、出てきます。

 この民謡は、わたしにとっても馴染みの曲なのですが、
早稲田グリークラブでは30年も前から歌われていて、
特に3・11後には、石巻を応援するという意味でも歌っている
という部員の方のお話でした。


 早稲田ベアも応援に来ていたのですが、
わたしもいっしょに、写真を写させていただき
ました。(^^♪






 

2015年6月8日月曜日

木の葉丼



  先日の京都への旅で、初めて食べた丼がありました。
 木の葉丼です。

                ・京都大丸百貨店横のそば屋さんの木の葉丼


  木の葉丼とは、かまぼこを木の葉にみたてて
名付けたものだそうですが、ネギとかまぼこの他に、
味をつけたしいたけが入っているのが
おもしろく感じました。


                 ・大覚寺の門前のそば屋さんの木の葉丼


 この木の葉丼は、嵯峨の大覚寺の門前のそば屋さんの
ものですが、たまごのとじ方が絶妙の半熟具合で、味も
あまり濃くなく好みの味で、とてもおいしかったです。


 最近、お昼にわたしも作るようになったのですが、
かまぼこと、タマネギとたまごだけで、簡単にできるので、
重宝しています。

 おいしい漬物と、味噌汁を添えれば
休日のランチには最高です。(^^♪



                                      ・かまぼこと、タマネギを、たまごでとじただけの
                        わたしの木の葉丼

定番の朝食



 いつもの定番の朝食ですが、少し変わりました。
 これです。



  りんごとバナナのヨーグルトあえは同じなのですが、
そこに、白のすりごまと、バンホーテンのココアを
加えるようになりました。

 ライ麦80%のパンと、オリーブオイル
アールグレイの紅茶は、同じです。

 朝、起きるとすぐに、コップ1杯の水を飲むのも、
最近の習慣になりました。

 以前には、パンにつけるものは、キリのクリームチーズと、
ジャムでしたが、最近、オリーブオイルに変わりました。

 わたしの定番の朝食も、少しづつ変化し続けて
いるようです。


 

胸キュンの早稲田フラガールのフラダンス


 胸キュンのフラダンスを、見ました。
 6月7日(日)大隈記念講堂で開催された
早稲田学生文化・芸術祭での早稲田フラガールの
フラダンスです。
 正しくは、「ハワイ民俗舞踊研究会」だそうです。



 フラダンスの魅力は、踊っている人はもちろん
見ている人も、優しい気持ちになれることです。

 笑顔の大きな輪が出来ます。


 すばらしい笑顔ですね。(^^♪
こちらまで、幸せにしてくれて、ありがとう!!!


 このあたりで3年生のエレガントな、ブルーのドレスの
お姉さま方の登場です。


 しかも選曲は、あの映画「フラガール」の
「虹を」です。


 サビのところ、
♪星の見えない夜には・・・

 「星」と「見えない」を、手の動きであらわして
優雅に踊ります。


 胸キュンどころか、なぜか涙まで出てしまいました。

 この歌が出てくる映画「フラガール」の舞台になったところは、
あの原発事故の福島・・・

 そして、このお姉さまたちは、
もう大学の3年生・・・、

 彼女たちは、これからの人生をどう生きていくのでしょう。
 そして、
 学生時代にいっしょにフラダンスを踊った
この日とこのメンバーのことは、一生忘れないことでしょう・・・・。

♪「雨上がりの虹を追いかけた~」

 ユーチューブでもう何度もこの曲「虹を」を
聴きました。

 わたしも、この日のフラダンスは一生忘れないと思います。
 もちろん、あの笑顔も。


 早稲田のフラガールのみなさま、
楽しい時間を、ありがとう!!!!!

2015年6月7日日曜日

津軽三味線(rising)


 きょうは、早稲田学生文化・芸術祭で久しぶりに
津軽三味線を聴いてきました。



 早稲田大学の津軽三味線愛好会のメンバーも
4名ぐらいから、35,6名ぐらいにまで増えたということで
迫力ある演奏になっていました。

 特に、ソーラン節や、吉田兄弟作曲の「rising」は
和太鼓も加わり、耳に残るようなすてきな演奏でした。

 4月に入学してから2カ月ぐらいでこのような
演奏ができるようになるのは、すごいなあと思いました。


 早稲田大学よさこいチーム東京花火のよさこいは
生で歌やかけ言葉も入り、こちらも迫力ある
パフォーマンスでした。




2015年6月6日(土)





2015年6月3日水曜日

東京散歩(不忍池から東京芸大)



 きょうの散歩は、美術館や博物館などが点在する
上野恩賜公園から東京芸術大学の辺りの散歩でした。


 上野公園で都バスを下りますと、目の前に不忍池が
広がっていました。
 蓮池の後ろに、弁天さまと呼ばれている弁天堂が
あるのですが、蓮の花の咲くころには、見事だろうなあと思いました。


 そこから、清水観音堂に行くと、江戸時代の浮世絵師
「歌川広重」の代表作で、名所江戸百景にも描かれた「月の松」が
ありました。平成24年の12月に、150年ぶりに復活したということです。


 ぐるっと丸くした松を月にみたてているということですが、
外国からの観光客も多く、人気の場所になっていました。

 和風建築としては、もうひとつ上野東照宮も訪ねました。
五重塔は、さすが見事ですね。


 
 最近できたものとしては、正岡子規記念球場もありました。
従来あったものを平成18年に「正岡子規記念球場」と
命名してリニューアルオープンしたのだそうです。



 野球は明治初期に日本に紹介されたのですが、まもなく
子規も野球をするようになり、ここで試合もしたということです。
 子規は、野球用語の日本語訳をしたことでも知られて
いますよね。

「春風や まりを投げたき 草の原」  子規

という子規の句碑が球場に建てられていました。


 広い上野公園を歩いていくと、東京芸術大学があります。
そこの卒業生が作ったという彫刻が、とても良い雰囲気に
置かれていました。


 少し疲れたので、東京芸大の近くで、お茶をしました。


 国立科学博物館の屋外には、大きなクジラと
D51231(デコイチ)と呼ばれていた蒸気機関車が
展示されていました。



 帰りは、上野駅から電車を利用しました。
最後に、国立西洋美術館の庭で、いつもの彫刻を見たのですが、
白い夾竹桃が満開でした。


                             2015年6月2日