2017年4月26日水曜日

アートな街角で・・・


 
  先日、散歩した黒磯の街ですが、店主の方のこだわりが
感じられるすてきなCAFEがあります。


  わたしが那須高原に住むようになってからすぐに
知人に連れて行っていただいたCAFEですが、まず
インテリアのセンスに驚きました。



アントワープの近郊にあったわたしの好きなCAFEと、
インテリアのコンセプトがよく似ていて、なつかしささえ
感じるような空間が広がっていました。


 CAFEで出されるスコーンやシンプルなケーキ類は、イギリスと同じで
ホームメイド感が満載。
 コーヒーやTEAも丁寧に淹れられていて、すぐにわたしの
お気に入りのお店になりました。



 CAFEの近くにあるお店です。
 ボタニカルアートの絵が壁面いっぱいに飾られていました。



 壁一面に描かれたお花の絵・・。
  左側には、本物の植物がディスプレイされています。



 一軒のCAFEのオーナーのこだわりから生まれた街角ですが、
ちょぴりアートな空間になっていました。





 アートが感じられる街角でした・・・。

 







2017年4月23日日曜日

胡蝶の夢



 春うららのきょうの散歩は、長時間歩いていますと
汗ばむほどのあたたかさでした。
 あちこちに、純白のキクザキイチゲが群れて咲いていて
すてきでした。


 「胡蝶の夢」というすてきな言葉があるのですが
なぜかそんな言葉を思い出してしまいました。



 手持ちの辞書の辞林21によれば「胡蝶の夢」とは
・-・-・-・-・-・-・
「荘子が蝶となり百年を花上に遊んだと夢に見たが、
自分が夢で蝶となったのか、蝶が夢見て今自分になって
いるのかと疑ったという「荘子」の故事による」
1・夢と現実との境が判然としないたとえ
2・この世の生のはかないたとえ
・-・-・-・-・-・-・
と、出ていました。



 那須高原に咲くキクザキイチゲやイチリンソウ・カタクリ
などは、前のブログで春の妖精といいましたが、
この「胡蝶の夢」という言葉も、この世の生のはかなさ
という意味では、ぴったりかなとも思えました。



 春のうららな陽を浴びて一生懸命に咲いている純白の
「キクザキイチゲ」は、大好きな花です。







2017年4月18日火曜日

乙姫桜と姫行列



 4月16日は、白河の桜まつりでした。
 いつも見に行く妙閑寺の乙姫桜も,ちょうど満開で
春風に揺れていました。


  乙姫桜は、樹齢400年ということですが、ふつうのしだれ桜よりも
濃いピンクで、お寺の門の紅い色に映えて妖艶です。


 いつもこの乙姫桜を見ますと、桜の精がいてこの木を
見守っているような感じがします。

  
 この日は、ちょうど白河藩と縁のある川越の方がたの
甲冑武者行列と姫行列を見ることができました。



   桜とお城と姫行列、春うららの日のすてきなパフォーマンス
でした。







2017年4月11日火曜日

桜・さくら・今年の桜



 昨日は、那珂川町のかたくり山のカタクリと
富山のイワウチワを見に行ってきたのですが
その途中で、こころ惹かれるさくらに出会うことが
出来ました。


もう、夕方だったのですが、地元の方がたが、次々に
10分ぐらいづつ見にいらしていました。


 無人のお寺のようですが、この桜は地元の方がたにとても
愛されているというのが、よくわかりました。

 この辺りの桜情報も話に出ていて、「西行桜は
どうだった」とかいう明るい声が聞こえてきました。


 この桜を含めて、観音寺には、数本の桜があり、こちらが
メインの古いしだれ桜です。↓



 この桜は、1534年に観音寺の開山のときに植えられた
ものだそうですから、かなりの古木です。


  このお寺のある道は、むかしは奥州街道だったのかなあと
想像したのですが、ところどころに、菜の花や桜も咲いていて
のどかな田園風景が広がる良いところでした。

 桜は、やはり日本人に愛されている花なのですね・・・。

♪愛される桜がありて旧街道
         仕事帰りの人々集う
                    あみ
 



2017年4月9日日曜日

フキノトウの薹が立ちました。(三島由紀夫あるいは空虚のビジョン)



 春の雨が朝まで降っていて、空気が春の匂いになったような
日曜日です。
 2月に雪の中に顔を出したフキノトウですが、
こんな感じになりました。


 「薹が立つ」というのは、この「蕗の薹」などの薹(とう)から
来ている言葉のようですが、あまり良い意味で使われないようですね。
 多分この時期になると、食べてもおいしくないからなのでしょうか・・。

 庭のすみには、「ショウジョウバカマ」も咲き始めました。


ところで、わたしは、ドナルド・キーンさんのファンでいつも
ご子息の書かれているブログで、キーンさんの近況を見せていただいて
おります。
 その中でご子息が、キーンさんが英語で書かれたマルグリット・ユルスナールの「MISHIMA」を読んだと紹介なさっていたのが、目に止まりました。
 

 キーンさんは、マルグリット・ユルスナールの家にも
行かれたことがあり、タイのホテルで偶然に会い立ち話も
なさったことがあるということでした。

 ユルスナールとキーンさんが、接点があったというのは
初めて知りました。

  マルグリット・ユルスナールの本は、この2冊を読んだだけです。
「ハドリアヌス帝の回想」多田智満子訳 白水社


「東方奇譚」マルグリット・ユルスナール著 多田智満子訳 白水Uブックス


 ユルスナールの書いた三島由紀夫についての本は、
「三島由紀夫あるいは空虚のヴィジョン」澁澤龍彦訳
河出文庫があると知り、古本を購入して読んでみました。


 作家が他の作家と作品の論考をするというのは、やはり
それだけ興味のつきない強い何かが感じられたからだと思います。

 わたしは三島由紀夫を題材にしたユルスナールの自在な感性に
ひかれ本を閉じたのですが、この本との出会いは、キーンさんから
でしたので、思い出の一冊になった本でした。








2017年4月4日火曜日

春の妖精



 ♪我が庭に 春の妖精 舞い降りて
          木々の芽吹きに 息ふきかける
                          あみ
       

 今朝の6時頃、ウグイスの鳴き声で目が覚めました。
 まだまだ、不完全な鳴き声でしたが、今年の
初鳴きを聞くことが出来ました。(^^♪


 昨日、牡丹雪が降った庭ですが、もしかして
キクザキイチゲが咲いているかなと思い探して
みましたら、一輪だけひっそりと咲いていました。
 

 この仲間の花たちは、地上に芽を出して、花を咲かせ
木々が芽吹くころには、姿を消してまた長い眠りにつくので
スプリング・エフェメラル(春の妖精)と、呼ばれていると
「春の野草」山渓フィールドブックス・永田芳男著で知りました。


 今年はちょうどウグイスの初鳴きを聞いた日に
我が家にキクザキイチゲが、咲いてくれました。
 スプリング・エフェメラル(春の妖精)が、ようやく
舞い降りてくれたのです!


2017年4月3日月曜日

春浅き・・・



♪春浅き 那須野が原に 吹く風は
        わたしをおいて 雲のかなたへ
                       あみ


 きょうの午前中は、あたたかい春の陽ざしが出ていましたので、
 久し振りに、お月見広場と名付けているところまで、散歩して
きました。
 春風も少しあたたかく、牧草地にたたずんで、遠くの山々を
眺めているのは、久し振りにこころがすきっとするようでした。


 ところが、午後になりますと、また、春のぼたん雪が、ぼそぼそと
降ってきたのには、びっくりでした。
 那須高原の今年の春は、なぜかゆっくりのようです。