2015年3月29日日曜日

ワイルドストロベリー




ここ数日、暑いような陽気が続いています。

昨日の朝(3月28日)は、
ウグイスのホーホケキョという
声で目覚めたのですが、

今朝も6時ころに窓を開けましたら、
ウグイスが挨拶をしてくれ、
うれしくなりました。

春の朝日もまぶしいぐらいに
さしていて、気持ちのよい朝です。



先日、みかも山に行ったときに、
ふもとにある花センターに寄りました。

そこで、ワイルドストロベリーの大きな鉢植えを、
見つけました。

白い花や、小さな赤い実もつけていました。


最近は、スカイベリーなど
品種改良されたすばらしい苺が、
いろいろと
出ていますが、

ワイルドストロベリーを見ていると、
何となく、郷愁のような愛しさを
感じます。



2015年3月28日土曜日

春の妖精その2・キクザキイチゲ



前のブログで、スプリング・エフェメラル
春の妖精と呼ばれるカタクリを
ご紹介したのですが、

実は、うちの庭にも今年、春の妖精が
あらわれてくれました。

「キクザキイチゲ」です。



普通は、白ですが、うちの庭のは
薄紫です。

昨年までは、まったく気がつかなかった
ので、まさに春の妖精のように
突然あらわれてくれて、うれしいです。


スプリング・エフェメラル「春の妖精」は、

雪解け後の、落葉樹林の林床に
あらわれ、春さきに、花を咲かせ
夏まで葉をつけて、夏には姿を消し

地下で、来年の春まで過ごす草花ですが、

キクザキイチゲのほかにも

ユキワリイチゲ・アズマイチゲ・イチリンソウ・
ニリンソウ・フクジュソウ・セツブンソウ・

エゾエンゴサク・カタクリ・ショウジョウバカマ
などがあります。

この中では、ショウジョウバカマが例外で
年中葉を出している常緑性の植物ということです。



春の妖精その1・カタクリの花



3月27日みかも山にカタクリの花を見に
行ってきました。


地元のボランティアの方が案内して
下さったのですが、とてもあたたかい
日で、山を登っていますと
汗ばむほどでした。

カタクリは、ちょうど満開を少し過ぎた
ところでしたが、薄紫色のじゅうたんを
しいたように見え、とてもすてきでした。

みかも山は、万葉集の歌にも歌われて
いるコナラが多く、その林の下の山の
斜面一面に咲いています。

ベルギーのブラッセルの郊外の林の
下一面に咲いていた、ブルーベルの
群落を思い出しました。


このカタクリのように早春に花を咲かせ、
種を実らせ、夏までには姿を消してしまう植物を、

Spring-ephemeral
(スプリング・エフェメラル)
春の妖精
と、よぶのだそうです。


2015年3月26日木曜日

標高1230m



午後、標高1230mにある温泉に
行ってきました。

天気は雲一つない快晴。

車を止めて、雪山の斜面が
陽に輝いているのを
見ていますと、

飛行機が太陽の上からあらわれ、
飛行機雲を、作っていました。

ほんの短い時間でしたが、
すてきなパフォーマンスでした。











2015年3月24日火曜日

イヴ・モンタンの枯葉愛して三十年・・・



「イヴ・モンタンの枯葉愛して三十年
     妻を愛して三十五年」        
                             岩田正


岩田正さんのこの短歌を
読んだとき、なぜかふふふふと
笑ってしまいました。
              
わたしも、イヴ・モンタンの枯葉が
大好きで、この歌を聞いてから
大分たちますし、結婚してからも
この歌のようにさらに大分たつからです・・・。


岩田さんは、歌人の馬場あき子さんの夫
だそうです。

このイヴ・モンタンの短歌は、
永田和宏さんの著書「現代秀歌」で、知りました。

著者の永田和宏さんも歌人で、妻は歌人の
河野裕子さんです。


河野裕子さんは、2010年にがんで亡くなられて
いますが、彼女の最後の歌でこの本は
しめくくられています。

河野裕子さんのこの歌は、21歳のときの作品だそうですが
とても新鮮に感じました。

「たとえば君 ガサッと落ち葉すくふやうに
          わたしをさらって行ってはくれぬか」
                     
                             
                                             

             
永田さんの選ばれた近代と現代の秀歌ですが、
ときどき、口ずさみたくなるような歌が入っており
本箱に長くとっておきたい本になりました。























白いクロッカスの花



今朝、起きて外を見ましたら、
粉砂糖をまぶしたように、
雪がきれいに辺り一面、うっすらと
おおっていました。

でも、日中、陽ざしが出てきますと、
魔法のように、あっという間に
融けて、消えてしまいました。

午前中の散歩の時に、ご近所の庭先で
白いクロッカスが咲いているのを
見つけました。



植えた方のセンスがひかる白だけの
クロッカスです。



わたしが子供の頃、生家の庭にも、
クロッカスが咲いていました。

紫と黄色は、鮮明に覚えているのですが、
白は、あったのかどうかさえも、あやふやです。

きょうの散歩で見た白のクロッカスは、
白だけでしたが、とてもすてきで印象に
残りました.。

白だけのクロッカスもいいものですね。

最初は、蕾だった花が、気温が上がってくると
たちまち少し開き、まるでゆでたまごと黄身のように
かわいく見えました。



クロッカスの花言葉は、
「青春のよろこび」
だそうです。






2015年3月22日日曜日

これは、何でしょう???



これは、何でしょうね~?


きょう、散歩していましたら、
こんなものを、いっぱい
見つけました。


アカマツの林の下に、松ぼっくりと
いっしょに、いっぱい落ちていました。


たぶん、リスのシェフが作った
エビフライだと、思います。(^^♪

好物の松ぼっくりの松の実を
食べたあとにできた
エビフライです。


苺大好き!



苺は、大好きな果物です。


果物は、りんごも好きですので、
苺と優劣がつけがたく、
りんごと、苺は、
好きな果物の双璧になります。


子供の頃は、いちごをスプーンでつぶして
砂糖と、牛乳でピンク色にして食べるのが
大好きでした。

その後は、練乳をかけて食べていたのですが
最近は、そのまま何もつけずに
食べています。

そういえば、プルーストの「失われた時を求めて」
にも、つぶされた苺が、クリームチーズと混ざって
薔薇色になるという表現で出てきます。

このいちごをつぶしたものに混ぜるチーズは
フロマージュ・ア・ラ・クレームで、わたしは
食べたことがないのですが、ヨーグルトと
生クリームを混ぜたような味だそうです。

味を想像してみると、おいしそうですね!



ロンドンに住んでいたころに、郊外の苺畑に
苺摘みにいったことがあるのですが、
そのときに食べた苺は、フレッシュでとても甘く
おいしいなあと、思ったのを覚えています。

パリでデザートに食べた
ワイルドストロベリーの味も、
小粒ですが、香りも良く野生のような
味がして、忘れられません。

そういえば、ワイルドストロベリーティーも
好きでした。

いまが、旬のいちご、
毎日でも食べたいです。

                               (布で作った苺です。)




マンサクの花




きょうの散歩で見た「マンサク」の花です。



黄色のリボンを、ひらひらと
何枚ものばしたような花を
見ていると、

春がようやく来たのだと
ワクワクしてきます。


家のまわりの根雪も
ようやく消えました。

春だよ~~
と、マンサクの花が
さけんでいるようです。



2015年3月21日土曜日

桜つれづれ



はかなくて過ぎにしかたを数ふれば
       花に物思ふ春ぞ経(へ)にける
                                   

新古今和歌集の春歌に載っている
式子内親王の歌です。

彼女は、後白河法皇の第三女式子内親王で
6,7歳の頃、賀茂神社の斎院に
ト定され、一生独身で過ごした女性です。

私は、彼女の歌が大好きですが、この歌も
桜の季節になると、いつも思い出します。


芭蕉の俳句に
「さまざまのこと思ひ出す桜かな」
というのがありますが、

桜の季節というのは、いろいろなもの思いに
かられる季節でもあるということなのでしょうね・・・。





               (写真は、護国寺の桜です。)


東京散歩「護国寺」2015年3月14日




先日、花曇りの中、護国寺に行ってきました。
   
ちょうど、第二土曜日ということで、骨董市が
開かれていました。
そのせいか、いつもより人出が多く、
賑わっていました。


ここは、やはり猫スポットらしく、
猫好きのカメラを持った
お兄さま、お姉さまが多く、

猫の写真を撮ったり
なでたりしていらっしゃいました。

猫も人には慣れていて
大あくびをしたり、
のどかないつもの光景でした。



梅はもう満開を過ぎていましたが、
桜はちょうどわたしには見頃に感じました。

椿や水仙も咲いていて、お寺に花や猫は、似合っていて
いいなあと思いました。



春うらら




先日、久しぶりに東京で
学生時代からの友人に、
会ってきました。



銀座のデパートの屋上のテラス,
木のベンチに座わり、
おしゃべりを
楽しんでいると


春うららのぽかぽかの陽気が
心地良かったです。

レストランは、超満員で
急遽、デパ地下でお弁当と
デザートを買ってきて
食べました。

お花見弁当のような
女性好みのちらし寿司弁当も
シュークリームも
とてもおいしくいただきました。


なぜかその日は、
13日の金曜日
春うららの日

そこで食べた
ちらし寿司のお弁当と
シュークリームは

忘れられない思い出に
なりそうです。

それにもまして
うれしかったのは
もちろん、
友とのおしゃべりでしたが・・・。








2015年3月8日日曜日

「人間の土地」サン=テグジュペリ著



いつまでも大事に本箱にとって
おきたいと思う本が
ありますが、
この本は、
その中の一冊です。


「人間の土地」
サン=テグジュペリ著
堀口大學訳 新潮文庫

わたしは、いつもこの本の
最初の2ページを読むだけで
彼は、詩人だったのだと
再確認させられます。


彼は、郵便物を運ぶ
路線パイロットでしたが、
最初の夜間飛行から見た
景色をこのように書いて
います。
・-・-・-・-・-・-・-・-・
「ぼくは、アルゼンチンにおける
自分の夜間飛行の晩の景観を、
いま目のあたりに見る心地がする。
それは、星かげのように、
平野のそこここに、
ともしびばかりが輝く
暗夜だった。
 あのともしびの一つ一つは、
見わたすかぎり一面の
大海原の中にも、
なお人間の心という奇蹟が
存在することを
示していた。」
・-・-・-・-・-・-・-・-・
            引用7p

この文を読むと、いつも
胸がきゅんとしてしまいます。

高台にある我が家の
2階の窓からも
夜になると
遠くの街の灯が、
ちかちかと
見えるのですが、


あのともしびのひとつの
中には、それぞれの人間の
こころがあるのだといった
サン=テグジュペリの言葉を
思い出すからです。

 ・-・-・-・-・-・
「真の贅沢というものは、
ただ一つしかない。
それは、人間関係の贅沢だ。」
・-・-・-・-・-・

彼のこのような考えは
あの名作、
「星の王子様」へと
つながっていくのだと
思います。


彼が、砂漠に不時着して砂と星の
あいだを3日間さまよっていたとき
夢想していたのは、

彼の住んでいた家の匂い
廊下のさわやかさ
池の中にいる蛙の歌
そこに住んでいた女性の言葉
などでした。


そして、
家のありがたさというものは、

おびただしいほどのやさしさを
心の中に蓄積してくれること

夢を生み出してくれること

に思い当たるのでした。


彼はこんなことも言っています。

・-・-・-・-・-・
「愛するということは、
おたがいに顔を見あうことではなくて、
いっしょに同じ方向を見ることだ。」
・-・-・-・-・-・

サン=テグジュペリは、、
職業飛行家でしたが、
詩人でもあり
人間を考える
哲学者でもあったのだと
思いました。















2015年3月7日土曜日

自然のジュエリー




きょうは、もう3月7日というのに、
朝、起きてみたら、真っ白に雪化粧されていてすてきなサプライズでした。

雪は木の枝に、ふわふわの真っ白なわたをちぎってつけたようになっていました。

でも近づいてよく見ると、ふわふわの雪のまわりが、結晶になっています。

自然はどうしてこのような神秘的な美を
作ることができるのでしょう。



    
   
   自然が作ったジュエリーですね。





2015年3月5日木曜日

陶器のお雛様




先日、知人宅で陶器で
作られたお雛様を
見せていただきました。


桜が風に吹かれて舞い散る中、
相愛の男女がお花見に興じている
姿です。

作者の感性が込められた
すてきなお雛様で
しばし見惚れてしまいました。

男雛は、袖のたもとを広げて
桜の花びらを、受けています。


わたしには、男雛は、在原業平
に見えたのですが、
そうすると
女雛は、
二条后(藤原高子)かしら
などと、
楽しい空想をしてしまいました。




風に舞う桜の花びら袖に受け
長き春日を君と過ごさん・・・

こんなことを、この男雛は、女雛に
言っているように思えました。