2015年11月7日土曜日

ドナルド・キーンさん、講演会




 秋晴れの11月4日、神楽坂の「la kagu」で開催されたドナルド・キーンさんの講演会に行ってきました。




 今年は三島由紀夫さんの没後45年、生誕90年ということで、三島由紀夫さんと生前に交流があり友人だったキーンさんに、お話を司会者の方が伺うというかたちでした。






 キーンさんが、三島さんと初めてお会いになったのは、1954年の11月で、歌舞伎座の前だったそうです。
 その時三島さんは29歳で、印象はまだ若い学生という感じだったということです。
 キーンさんは、32歳ですからお二人とも、まだ若かったのですね。




                       キーンさんの花押

 その時から三島さんが亡くなるまでの間、お二人の交流が続き、いろいろなエピソードは本にも書かれているのですが、やはり直接にキーンさんからお話を、伺うことができたのは、キーンさんのファンでもあるわたしにとっては、とても有意義でうれしいことでした。



                   神楽坂の講演会場

 講演会の司会者をはじめ、つきそわれていた息子さんも「お父さん」と、やさしく言葉をかけられていて、キーンさんに対するまわりの方々の愛情がとても感じられました。


                                                                                                  


 キーンさんは、ご自分を幸運な人生だったと本に書かれていますが、わたしもそう思います。

 子供の頃から秀才だったキーンさんが日本文学の研究を選ばれ、日本人になるのを選ばれたというのは、わたしたちにとっても、すばらしいことだと思いました。

 キーンさんは、もう93歳になられるのですが、キーンさんのご健康とご活躍をお祈りして、神楽坂をあとにしました。












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