2017年10月16日月曜日

リンドウが咲きました。



 
   うちの庭でも、リンドウが、咲き始めました。
 雨上がりの朝などは、特に紫とブルーの色あいが、すてきです。




リンドウは、昔から秋に咲く花として、日本人に愛されてきた花ですが、清少納言も、枕草子の中で、リンドウについて書いています。

枕草子の67・草の花はという段です。
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龍膽(りんだう)は、枝ざしなどもむつかしけれど、こと花どものみな霜枯れたるに、いとはなやかなる色あひにてさし出でたる、いとをかし。
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          引用 枕草子 池田亀鑑校訂 岩波文庫 90p




 清少納言は、リンドウは、花がみな枯れてしまったころに、はなやかな色あいで咲くので、すてきと言っていますが、このブルーにむらさきが入っている花の色は、彼女の言う通りにほんとうにすてきです。




よく見ると、あちこちに、種が自然にこぼれ落ちたのでしょうか、とても小さな赤ちゃんリンドウが芽を出しています。



 こういう風にして、清少納言の時代から種が引き継がれて残ってきたのだと思うと、より愛おしく感じられます。

 今朝はそのリンドウの庭に、ツタウルシの紅葉した葉が、色とりどりに散っていてすてきでした。




 




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