8月8日は、立秋でした。
きょうは、8月27日で、わたしの住むこの辺りでは、朝夕大分涼しくなり、もう夏も終わりだと、しみじみと感じるようになりました。
今朝は、早朝に目が覚め、庭に1本だけ咲いている桔梗の花を見に、庭に出てみました。
藤原敏行朝臣
あまりにも有名な古今和歌集の秋歌上の最初に出ている歌ですが、この季節になると、いつも口ずさんでしまいます。このブログでもこの歌は、以前に2度ご紹介しています。
「夏と秋と行きかふそらの通路(かよひぢ)は かたへすゞしき風やふくらん」
夏と秋が行きかっている空の道では、かたほうの空では涼しい風が吹いているのでしょうという、おしゃれな歌です。
古今和歌集の前文の仮名序には、「和歌(やまとうた)は、人の心を種として、万(よろず)の言(こと)の葉とぞなれりける。」と、書かれていますが、日本の和歌は日本人のこころの言葉なのだと、このような歌を読むと、実感できるようになりました。
「秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」
やはり、いい歌だとしみじみと思います・・。
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