今年は、ナツハゼの紅葉がきれいでした。ナツハゼは、紅葉が終わるとすぐに病葉が多くなり、黒い実が熟すころになると、時雨の季節になります。今日の午後は、ナツハゼの黒い実が雨のしずくを滴らせていました。
ナツハゼの若葉や紅葉は、うちの書斎の窓からいつも見え、季節を感じる木にもなっています。今年は10年ぶりぐらいに、実でジャムを作ってみることにしたのですが、350gぐらいの収穫になりました。
きれいに洗い、きび砂糖を50g入れ、10分ぐらい煮て完成です。自己流の簡単でおいしいジャムができました。早速、全粒粉ビスケットにキリといっしょにのせてTEATIMEにいただきました。
ナツハゼのジャムは、ブルーベリーにもう少し酸っぱさを加えたような野性味のある味でおいしくいただいたのですが、何よりも食べ終わった後、なぜか、血液がきれいになるような不思議な感じがしたのでした。
調べてみましたら、アントシアニンなどのポリフェノールがブルーベリーの2~3倍で、目の疲労回復、血液浄化、活性酸素を消去などの効果もあり、日本のブルーベリーとも言われているようです。
ナツハゼの細部を観察するのには、じっくりと見て絵を描いてみるのがいちばんのようです。実は茎にジグザクにつき、細いしなる枝にはぼこぼこがついていたりするのがよくわかりおもしろく感じました。
北海道から九州まで、日本の山地に自生するナツハゼですが、葉っぱの紅葉や、実でのジャム作り、絵を描いての観察、そして何よりも趣味の写真のモデルまで、いろいろと楽しませてもらった今年の秋でした・・・。
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