♪男泣きに泣かむとすれば竜胆が
わが足もとに光りて居たり
白秋
北原白秋の歌集「桐の花」に出てくる短歌です。
リンドウは、この歌のように、いつも足元から
こちらを見上げるように咲いています。
白秋は、この歌を詠った当時、28歳ぐらいで
人妻を好きになり、夫から姦通罪で訴えられていた
という背景があったようです。
「桐の花」を読みますと、他の短歌の中にも、さまざまな
花が出てきますが、やはりこのような胸中のときには、
リンドウの花が、ふさわしいのかもしれません。
♪男泣きに泣かむとすれば竜胆が
わが足もとに光りて居たり
北原白秋
リンドウは、わたしの足もとでも、いつも静かに
光るように咲いている花です。
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