以前にもこのブログに書いたのですが、わたしは東山魁夷さんが言われている「風景は心の鏡である」というこの言葉が、大好きです。先日はこんな風景を見て東山魁夷さんのこの言葉を思いだしてしまいました。
これは、栃木県那須町の関街道にある江戸時代(1877年)に建てられた三森家住宅(国指定重要文化財)の表門からの眺めです。田んぼのむこうには、植林された山が見えています。
この表門は、長屋門ともよばれているようです。この三森家住宅は裏に山があり南に向けて建てられていて、門を入るとこんなわらぶきの家がありました。
東山魁夷さんは、庭はその家に住む人の心をもっともよく表すものであるとも言われていますが、この庭も素朴で朴訥な感じのする庭でした。
三森家住宅を後にして、前の関街道に出てみますと、田んぼのへりには、コスモスが群れて咲いていました。
日本のなつかしいような感じのする秋の山里の普通の風景が広がっていたのですが、こんな風景が、わたしたちが大事にしたいものなのかもしれません。
「風景は心の鏡」なのですね・・。
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