イギリスの詩人ウイリアム・ブレイクの詩に、こんなフレーズが出てきます。
「いちりんの野の花に天国を見る・・」
原文は、このような英詩です。
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Auguries of Innocence
William Blake
To see a World in a Grain of Sand
And a Heaven in a Wild Flower,
Hold infinity in the palm of your hand
And Eternity in an hour.
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2行目の「And a Heaven in a Wild Flower,」というところを、
「いちりんの野の花に天国を見る」と、わたしは訳したのですが、
すてきな言葉だと思います・・・。
とても短い詩なので、全部訳してみました。
「無垢の予兆」 ウイリアム・ブレイク
(あみ訳)
(あみ訳)
ひとつぶの砂の中に世界を
いちりんの野の花に天国を見る、
あなたの手のひらのなかに無限と
ひとときの中に永遠をつかむ。
いちりんの野の花を見ると、いつもブレイクのこの詩を思い出すのですが、自然界はこんなすばらしい贈り物をわたしたちに見せてくれているのですね・・。
そして、いちりんの野の花に天国を見るというブレイクの感性は、わたしたち日本人の感性にも通じるものがあるようにも思えます。
ウイリアム・ブレイクは、1757年にイギリスのロンドンで靴下商の子として生まれている詩人で画家です。正規の学校には行かず、画塾や彫版師の内弟子になったり、ロイヤルアカデミーの付属美術学校で研究生になって学んだのですが、当時は詩人や画家としては生計がなりたたず、彫版師や下絵かきの仕事をして生活していたということです。
わたしがおもしろいと思ったのは、子供時代はビジョン(まぼろし・幻影)を見る少年だったということで、妖精の絵を描いたり、妖精の詩も書いているということです。
いちりんの野の花に天国を見たというブレイクの詩は、ファンタジーの世界とも見ることができるのかもしれません。
そして、いちりんの野の花に天国を見るというブレイクの感性は、わたしたち日本人の感性にも通じるものがあるようにも思えます。
ウイリアム・ブレイクは、1757年にイギリスのロンドンで靴下商の子として生まれている詩人で画家です。正規の学校には行かず、画塾や彫版師の内弟子になったり、ロイヤルアカデミーの付属美術学校で研究生になって学んだのですが、当時は詩人や画家としては生計がなりたたず、彫版師や下絵かきの仕事をして生活していたということです。
わたしがおもしろいと思ったのは、子供時代はビジョン(まぼろし・幻影)を見る少年だったということで、妖精の絵を描いたり、妖精の詩も書いているということです。
いちりんの野の花に天国を見たというブレイクの詩は、ファンタジーの世界とも見ることができるのかもしれません。
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