3月21日春分の日の散歩道です。遠くの那須連山の上のほうに、ふわふわのマシュマロのような白い雲が浮かんでいました。今年は冬が特に厳しくて寒かったのですが、ようやく春の気配が感じられるようになりました。
春分の日といっても高原の木々はこのようにまだまだ裸木ですが、春をさがしてみると、散歩道にそっていつもの場所にフキノトウが今年もいっぱい出ていました。
早春の林で枯葉のなかにフキノトウを見つけるのは なつかしい友に出会ったようでとてもうれしくなります。今年も出てくれたフキノトウに感謝・・です。
蕗のとうことしもここに蕗のとう
山頭火
フキノトウはフキの花芽のことで、地下茎の節から苞(ほう)に包まれた蕾がでるのですが、わたしはこの蕾のころと、少し開きかけたころが、好きです。雄株と雌株があり、雄花が黄色、雌花が白とのこと・・。
うすいきみどりのやわらかな花びらのような苞が開くと、中はカリフラワーのようになっていて、それぞれにほんとうに小さなかわいらしい花を咲かせています。この花は白なので女の子・・などと思うのも楽しいし、あの香りやほろ苦い味も大好きです。
フキノトウが出ていると必ず近くにも姿が見えるので、山頭火のこの句は、なるほどねといつも納得してしまいます。
一つあると蕗のとう二つ三つ 山頭火
フキノトウは、やさしい色も、香りも、そしてほろ苦い味も、大好きです!
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