三月にはいり、先日降った春の雪で、庭のうさぎは、こんなふうになっていました。
春の雪はパウダースノーのふわふわの雪ですぐにとけてしまったのですが、春蘭の青い葉に積もった雪を見ていましたら、古今和歌集の光孝天皇のあの歌を思い出してしまいました。
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きみがため春の野に出でてわかなつむ我が衣手(ころもで)に
雪はふりつゝ
・-・-・-・-・ 古今和歌集 巻第一 春歌上 27p
この歌の詞書には、こう書いてあります。「仁和のみかど、親王(みこ)におましける時に、人に若菜たまひける御うた」
仁和のみかどとは、光孝天皇のことで、まだ親王でいらっしゃったときに、若菜をつんでどなたかに下されたときに添えられた御歌とのことです。
若菜とは、春の七草などのことかと思うのですが、贈る相手の健康や幸いを願うやさしいこころ遣いも感じられます。
この歌は、定家の百人一首の15番にも選ばれていてなじみがあり、学生時代からいつのまにかそらで覚えているわたしの好きな歌でした。
調べてみると、光孝天皇は、55歳で天皇になられたとか。容姿端麗で教養もあり謙虚な人柄で、源氏物語の光源氏のモデルともいわれているようです。
このような背景を知ると、ますますこの歌が、好きになりました。
♪きみがため春の野に出でてわかなつむ我が衣手(ころもで)に
雪はふりつゝ
光孝天皇
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