プルーストの午後
プルーストの「失われた時を求めて」を、井上究一郎訳全巻から始まり、鈴木道彦訳全巻、吉川一義訳全巻、高遠弘美訳6冊までと、30年近くかけて楽しんで読んでいるプルーストファンです。
2014年9月4日木曜日
読書・「野菊の墓」伊藤左千夫著 新潮文庫 (のぎくのような君・・・)
あちこちで、野菊が咲いています。ノコンギク、ユウガギク、シラヤマギクなどです。
私が、一番好きなのは、風に優雅に揺れて咲くユウガギクで、はかなげなところが、すてきです。
ユウガギク
伊藤左千夫の小説「野菊の墓」に出てくる野菊は、ノコンギクと言われているのですが、
わたしだったら、ユウガギクが民子にふさわしい花のように思われます。
ノコンギク
政夫は、民子をノギクのような人だといい、「かれんで優しくて品格がある」と言っています。
ふたりのほのかな恋は、悲恋に終わってしまうのですが、幾度も映画化されているようです。明治時代に書かれているという時代背景もあるので、少し古風な恋愛のようにも思えるのですが、わたしたちの琴線にふれる何かがあるからだと思います。
ノコンギクやユウガギクを見ると、「野菊の墓」の民子を思い出してしまうのです・・。
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