2016年6月16日木曜日

ハニーサックルの思い出



 「ハニーサックルが咲きましたよ」と、知人に教えていただき
見に行ってきました。
 スイカズラです。




 とてもおもしろい花で、2輪揃って咲き、はじめは目の覚めるような
純白ですが、やがて黄色に変わります。

 その翌日に見に行ったときには、不思議なことにやはり黄色に変わって
いました。




 白から黄色に変わるので、キンギンカ(金銀花)という別名も
あります。




 わたしがロンドンに住んでいた頃、趣味のひとつが
カントリーウォークでした。

 英国は郊外に行きますと、景色のきれいなところがたくさんあります。
 本屋さんで、カントリーウォークの本を買ってきて週末ごとに
出かけていました。

 田舎には、藁屋根などの家もあり、垣根にはハニーサックルが
植えてあるお宅もありました。

 「TREES AND SHRUBS OF BRITAIN」という本に、写真が
出ていたのですが、こんな感じです。(右の藁屋根の家の垣根)




 この垣根のハニーサックルは、

「Shining honeysuckle」といい、学名は「Lonisera nitida」ですが、

日本のスイカズラは

学名が、「Lonicera japonica」です。

 日本のスイカズラは色が変わるのですが、これは黄色のみで
似ているのは、花が2輪いっしょに並んで咲くのと、実も2つというのが
同じようです。

 また、わたしの好きな本

「THE COUNTRY DIARY OF AN EDWARDIAN LADY」には

普通のハニーサックルが出ていました。




 これは、

名前が、「Honey suckle」で、学名は「Lonicera caprifolium」です。


 色も黄色と赤みがかったピンクで華やかなハニーサックルです。
 
いっしょに描かれているドッグローズは、田舎の牧草地の隅のやぶなどで
よく見た野生のバラで、こちらの方はよく見かけました。




 ハニーサックルは、香水やタルカムパウダーにも使われるように
とても香りの良い花です。

 実は、ここに住み始めたころ、何かこの家に名前をつけようとして
「ハニーサックル・コテッジ」と名付けたのを思い出しました。

 白いペンキを塗った板に、ブルーで

「Honeysuckle Cottage」

 と名前を描いてしばらく飾ってあったのですが、もういまは
思い出と共に、どこかにいってしまいました。

 スイカズラが咲くのを見ると、いろいろなことを思い出します。


 
 

















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