ノイバラが咲きはじめました。
かわいらしく清楚で好きな花です。
ノイバラは、万葉集の防人の歌にも茨(うまら)という名前で
詠まれています。
☆道のへの 茨(うまら)の末(うれ)に 延(は)ほ豆の
からまる君を はかれか行かむ
巻20・4352 丈部鳥(はせべのとり)
「私の万葉集五」大岡信・講談社現代新書170p
道ばたのノイバラにからまっている豆のようにわたしに
すがっている君を置いてゆくのか・・・・
という哀しい防人の歌です。
ノイバラは図鑑で調べてみますと、北海道・本州・四国・九州に、
分布と書いてありますので、万葉の昔から日本の野に咲いて
いた花のようです。
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