「蕗のとうことしもここに蕗のとう」山頭火
3月に入ってもまだまだ風が冷たいのですが、散歩していますと、フキノトウがあちこちに顔を出しているのを、見つけました。
この「ほのかなさみどり色の春の妖精」が、枯れ葉の間から顔を出しているのを見ると、山にも本格的な春が来るのだと、いつもうれしくなります。
フキノトウは、じつはもう1月ころから雪の中に、こんな風にかわいい蕾を出しているのですが・・。
フキノトウとは、フキの花芽のことで、雌雄があり、フキは英語では、「Japanese Butterbur」というそうです。平安時代にもすでに食べられていたということなので、やはり早春のほろ苦い味として、人気があったのでしょうね。
花言葉は「愛嬌」・「仲間」・「待望」の3つで、待望は春を待つということだとすぐにわかるのですが、「愛嬌」と「仲間」は、花を見るとすぐにうなずけました。こんなかわいい「愛嬌」のある「仲間」がいっぱいの花なのです。
「蕗のとうことしもここに蕗のとう」 山頭火
山頭火もフキノトウが出る春を、きっと楽しみに待っていたのだろうと思いました。
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