5月15日、京都の葵祭を見てきました。
葵祭りは、下鴨神社と、上賀茂神社の例祭ですが、王朝風俗の行列が見事でした。
賀茂祭が、葵祭とも言われるのは、祭りの行列に参加する人や、御所車、牛馬などすべてを葵の葉で飾ることからだそうです。
その時の思い出としてこんな歌を残しています。
「忘れめや葵を草にひきむすび仮寝の野辺の露のあけぼの」
「ほととぎすその神山の旅枕ほの語らひし空ぞわすれぬ」
式子内親王も、この輿に乗っている女性のように、葵を髪に飾って
行列なさったのだと思うと、しみじみと見惚れてしまいました。
馬に乗った女性は、騎女(むなのりおんな)と呼ばれ斎王付きの巫子(みかんこ)だそうです。肩に藤の輪になった造花を挿していらっしゃいました。
藤の花で飾られた牛車の音を聞くのは初めてでしたが、とてものんびりと優雅に聞こえました。
京都の気温は、30,5度という猛暑だったのですが、みなさま暑い中お疲れ様でした。
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