幸田文さんの「雀の手帖」を読みました。
1月から5月までの100日間の毎日の、幸田文さんのおしゃべりのようなエッセイです。その中に「吹きながし」というエッセイがありました。
「一年のうちのいちばんいい季節になった。」
から文は、はじまるのですが、幸田文さんはお使いに行ったときに、いきいきとした
こいのぼりを、見ます。
それをご覧になられた幸田さんは、そのお宅の男の子に「しっかりやってくれえ」という声をかけたいような気の弾みを受けたと、書かれています。
幸田さんらしいきっぷのいい言葉に、思わずにやりとしてしまいました。
千夜千冊を書かれている松岡正剛さんは、幸田文さんにお会いしたことがあったそうです。松岡さんのお父さまと幸田さんは交流があり、粋な親しみを感じられていて、お会いしたときには、いつも「きっぷのいい声も笑顔もすばらしいおばさん」だっと感じられていたとのこと。
やはり、幸田さんはわたしのイメージ通りの「きっぷのいい、声も笑顔もすばらしいおばさん」だったのだと思いました・・。
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