8月7日は立秋でしたが、日本のあちこちでは
まだまだ、30度以上の夏日が続いているようです。
こちらでは、数日前から、すすきが穂を出しはじめました。
☆秋きぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる
藤原敏行朝臣(古今和歌集169)
わたしはこの季節になると、この歌がいつも思い出されます。。
古今和歌集のこの歌の言葉書きには、
「秋立つ日よめる」
と、書いてあります。
日本人のこういう感性って、すてきですよね。
また、古今和歌集の「夏歌」の最後には、こんな歌が
出ています。
☆夏と秋と行きかふそらの通路(かよいぢ)は
かたへすゞしき風やふくらん
(古今和歌集168)
行く夏と来る秋が空の通路(かよいぢ)ですれちがうという
発想もおしゃれですが、そのときには、片方では涼しい風が吹くだろうと
いっているのもすてきですよね。
ワレモコウも咲き始めました・・・。
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