2018年7月15日日曜日

赤とんぼ・赤トンボ・赤蜻蛉






 赤とんぼをあちこちで、見かけるようになりました。散歩のときに、ヤマユリの蕾に
止まっていた赤とんぼです。




 この辺りにいる赤とんぼは、アキアカネと呼ばれるトンボだと思いますが、たった一年で一生を終えるのだと思うと、ひょうきんな顔にも、愛しさを感じます。




 赤とんぼは、春に卵から孵化して、幼虫(ヤゴ)になり、ミジンコなどを食べて成長します。5,6月の初夏の夜に羽化し、その後、山の涼しいところに移動するそうです。夜に羽化するというのが、何か自然の神秘のようなものを感じます。



 

 山の涼しいところで、夏を過ごした赤とんぼは、身体も黄色から赤に変わり、10月頃になると、平地の里に戻って、ため池や水田などに、卵を産み、12月の上旬ころまでに一生を終えるそうです。

 赤とんぼの一年だけの短い一生を考えて、改めて見直しますと、愛しい生き物なのだとしみじみと思います。






 散歩の時に、帽子の上に止まったり、肩先にまで止まる警戒心のない赤とんぼは、夏目漱石のこの句が、ぴったり似合うような気がします・・。

           ♪肩に来て人懐かしや赤蜻蛉       漱石









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