2026年1月1日の初日の出です。
日の出を見ると、いつも思い出すことがあります。だいぶ前の話ですが、アメリカに住んでいたメル友が帰国なさった折に、うちにも訪ねてきてくださったことがありました。
みんなでワインを飲んで話がはずんで徹夜をしたのですが、朝方にパバロッティのオペラのアリアを聴きながら、日の出を見たのでした。
その時以来、パバロッティのはりのあるすばらしい声量で歌い上げるアリアは、日の出の風景といっしょに、忘れられない思い出になっています。
もういまでは、徹夜もしなくなりましたが、お正月になるとなぜかいつも、その時のことが思い出されて、パバロッティのアリア集を、聴いてしまうようになったのでした・・。
それと、もうひとつ新年になると思い出すのは、プルーストの「失われた時を求めて」の中で、スワンが主人公の家に、新年になるとマロングラッセを「てみやげ」としてもってくるという場面です。
マロングラッセは、わたしの大好物でしたので、そのせいかもしれませんが、その場面は、「新年のスワンのマロングラッセ」として、印象に残っているのです。
高遠弘美さんの訳を引用させていただきます。
・-・-・-・
スワンの気まぐれは他の人達にも興味深いだろうと考えていた大叔母は、パリにいるとき、スワンが元日にはいつもそうするようにマロングラッセを一袋持ってきたりすると、・・・・」
・-・-・-・ 引用「失われた時を求めて①第一篇「スワン家のほうへⅠ」55p
「失われた時を求めて」は、そういう細部の風俗や習慣なども楽しむことができ、わたしのような読者にとっては、うれしいことです・・・。
(これは、太陽がのぼる直前に写した写真ですが、朝焼け雲が、
黄色とピンクのカーネーションのようでした。)