2016年2月15日月曜日

小さな旅・松島



 松島へ1泊の小さな旅をしてきました。


 松島の遊覧船の出る船着き場のあたりの風景ですが、
まるで墨絵のようでした。

 奥の細道を書いた芭蕉も、松島を訪ねているのですが
句は残してなく、同行した曽良のみ、こんな句を残しています。

      松島や鶴に身を借れほととぎす
                      曽良

 松島は、こんなに美しいので、ホトトギスよあなたも鶴に姿を
変えた方がこの景色に似合っていいかもしれませんね
というような意味でしょうか・・。

 宿泊したホテルは、2度目でしたが、2011年の東日本大震災以後、
はじめての宿泊でした。津波の被害もほとんどなかったようで、
良かったなあと思いました。

 食事も牡蠣など旬のものをとり入れた料理でおいしく
スタッフの方もホスピタリティーに溢れていて、気持ちよく
滞在できました。


 翌日は、まだ雪の残る瑞巌寺を訪ねたのですが、
参道入口のところにある杉並木が、津波で被害を
受け、伐採されてたのが、痛々しく感じました。

 瑞巌寺の庫裡から、雪の残る中庭を見たところです。
禅寺の空気は、凛としていて、すてきでした。

         
 
 瑞巌寺を再建した伊達政宗の正室・愛姫の墓堂の扉に
描かれた金色の葡萄と鉄線の花の絵ですが、ブルーが印象的でした。


 
 ところで、伊達政宗は、食通で料理が趣味だったこともあり、
仙台名物のずんだ餅は彼の考案だったという説もあるとか。

 実は、わたしもずんだ餅は大好きで、仙台に行くといつも
食べるのですが、今回はそれにソフトクリームをコラボした
ものを食べたのですが、もちろんおいしかったです。


 今回の旅のサプライズは、帰りの新幹線で、出会った女性
でした。わたしたちが下車する10分ぐらい前にとつぜん
あらわれ短い時間でしたが、楽しい会話をしました。

 彼女はこれからハンガリーに仕事で出かけるということでした。
 
 また、宇宙のどこかでお会いしましょうと言って別れたのですが
グリーンの石のピアスが似合うすてきな女性でした。

 














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