旧東山道から見える堂の下岩観音に
桜を見に行ってきました。
旧東山道だったこの辺りは、のどかな農村風景が
広がっていて、好きなところです。
岩観音の桜は、樹齢300年以上のヤマザクラも
あり、麓の菜の花畑が、アクセントになっていて
すてきでした。
石段を上るとニリンソウが、足元で春風に揺れて
咲いていました。
旧東山道の芦野には、芭蕉も立ち寄って俳句を
読んだ遊行柳がありますが、そこの桜も
満開でした。
この柳のことを、西行は新古今和歌集で
このように詠っています。
「道のべに清水流るる柳かげしばしとてこそ
立ちどまりつれ」 西行
芭蕉は、この遊行柳を、西行も詠ったところとして
感慨深く眺めたのでしょうか・・・。
ここを芭蕉が訪ねたのは、ちょうど田植えの季節でした。
こんな俳句を残しています。
「田一枚植えて立ち去る柳かな」 芭蕉
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