2015年4月17日金曜日

堂の下岩観音と遊行柳の桜



旧東山道から見える堂の下岩観音に
桜を見に行ってきました。


旧東山道だったこの辺りは、のどかな農村風景が
広がっていて、好きなところです。

岩観音の桜は、樹齢300年以上のヤマザクラも
あり、麓の菜の花畑が、アクセントになっていて
すてきでした。

石段を上るとニリンソウが、足元で春風に揺れて
咲いていました。

                                    
旧東山道の芦野には、芭蕉も立ち寄って俳句を
読んだ遊行柳がありますが、そこの桜も
満開でした。



この柳のことを、西行は新古今和歌集で
このように詠っています。

「道のべに清水流るる柳かげしばしとてこそ
   立ちどまりつれ」    西行

芭蕉は、この遊行柳を、西行も詠ったところとして
感慨深く眺めたのでしょうか・・・。

ここを芭蕉が訪ねたのは、ちょうど田植えの季節でした。
こんな俳句を残しています。

「田一枚植えて立ち去る柳かな」   芭蕉












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