「春は花夏ほととぎす秋は月
冬雪さえてすずしかりけり」
この歌は、曹洞宗の開祖・道元の作ですが、
川端康成がノーベル文学賞受賞のとき
ストックホルムでの講演「美しい日本の私」でも
紹介されました。
春は花
夏ほととぎす
秋は月
冬雪さえて
すずしかりけり
四季折々に愛でるものを簡潔に述べて
いて爽快です。
道元が6歳の頃、「新古今和歌集」が
成立しているのですが、
そのときに、天台座主(ざす)の慈円は、
成立を祝って
花・ほととぎす・月・雪という題で
今様を詠んだそうです。
四季を愛でるというのは、このころから
日本人の美意識に沁み込んで
きたのでしょうか・・・。
四季を愛でるこころを、わたしも
大事にしたいと思いました。
2枚の写真は、お正月に、那須高原の
恋人の聖地で写したものです。
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