2016年1月9日土曜日

春は花夏ほととぎす・・・・




 「春は花夏ほととぎす秋は月
       冬雪さえてすずしかりけり」




 この歌は、曹洞宗の開祖・道元の作ですが、
川端康成がノーベル文学賞受賞のとき
ストックホルムでの講演「美しい日本の私」でも
紹介されました。

 春は花
 夏ほととぎす
 秋は月
 冬雪さえて
 すずしかりけり

 四季折々に愛でるものを簡潔に述べて
いて爽快です。

 道元が6歳の頃、「新古今和歌集」が
成立しているのですが、

そのときに、天台座主(ざす)の慈円は、
成立を祝って

花・ほととぎす・月・雪という題で
今様を詠んだそうです。



 四季を愛でるというのは、このころから
日本人の美意識に沁み込んで
きたのでしょうか・・・。

 四季を愛でるこころを、わたしも
大事にしたいと思いました。




 
 




          2枚の写真は、お正月に、那須高原の
          恋人の聖地で写したものです。








 



 

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