3月の29日と30日に、栃木県の2つの公園に
カタクリの花を見に行ってきました。
29日は、栃木県那珂川町にある関東最大規模と
言われている「カタクリ山公園」です。
カタクリ山公園・那珂川町
雑木林の枯葉が残る斜面に、ひっそりと下を向いて咲いて
いました。
前日の夜に雨が降ったらしく、葉っぱには雨の粒が付いて
いるものもありました。
カタクリ山公園・那珂川町
翌日の30日は、カタクリ群生地のある栃木県の「みかも山公園」に
カタクリの花を見に行ってきたのですが、こちらも見ごろで
花も少し大きく、群生の密度も濃いように思われました。
コナラなどの生える標高230mの山の斜面に、うすむらさきの
カタクリの花が広がっているのは、見事でした。
みかも山のカタクリ群生地
カタクリの花は、万葉集には、堅香子(かたかご)という
名前で出てきます。
物部(もののふ)の八十少女(やそをとめ)らが汲みまがふ
寺井(てらい)の上の堅香子の花
(万葉集巻19 4143)
おとめたちが水を汲む寺井のほとりに咲くカタクリの花よ・・
というような意味でしょうか・・。
この歌は、当時、越中国守だった大伴家持が詠んだもの
ですが、現在の富山県ですので、春を待って咲くカタクリを見るのは
うれしかったのだろうなあと思いました。
「みかも山」のカタクリ
0 件のコメント:
コメントを投稿