和泉式部が、最初の結婚相手の橘道貞の愛を
取り戻そうと願って参拝した、貴船神社を訪ねてきました。
京都の出町柳駅から叡山電車で鞍馬に行き、
山を2時間ぐらい歩いて貴船に出ました。
貴船神社に参拝する道は、和泉式部の恋の道とも
言われています。
赤い春日灯篭が迎えてくれました。
奥宮に通じる杉の木立の道を歩いていると
和泉式部がはるばる京の都からここまで
どんな想いで来たのだろうと、彼女の胸中が
偲ばれました。
奥宮の手前には、当時の参拝する人々が
手を清めたと言われている小川が流れていました。
その小川は、和泉式部を偲んで
「思ひ川」と、名づけられていました。
和泉式部はこんな歌を詠んでいます。
☆ものおもへば 沢の蛍も わが身より
あくがれいづる魂かとぞみる
さすが、和泉式部、という歌ですね。
好きな歌です。
奥宮に深紅の椿が咲いていたのですが、
どきっとするような生々しい椿でした。
和泉式部は、その後、冷泉天皇の第3皇子
弾正宮為尊親王や、弟宮とも恋をし、そのいきさつは
「和泉式部日記」にも書かれている通りです。
恋多き女性だったようですね・・・。
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