昨年の10月から読み始めた「失われた時を求めて」プルースト著
吉川一義訳・岩波文庫の5までを1月の末に、読み終えました。
いまは、6を読んでいますが、プルースト3度目とはいえ、引きこまれ
なぜか楽しく読んでいます。
最初に「失われた時を求めて」を読んだのは、井上究一郎訳・ちくま文庫で、、
2度目は、鈴木道彦訳・集英社ヘリテージシリーズ、今回は3度目になります。
一度目の井上究一郎訳は、文庫本になって出版される度に、2年間ぐらい
かかって読んだ思い出のある本です。
プルーストを最初に日本で個人全訳した井上さんの功績は、やはりすごいなあと
いまでも思います。
次の鈴木道彦さんの訳は、読みやすくなり、このころになるとわたしにとっては、
楽しい読書が出来始めていました。
今回3度目の吉川一義訳・岩波文庫は、絵画の写真などの文献も
豊富に入れてあり、更に楽しめるようになっています。
人生でこのような本に出あうことができたのは、ラッキーなことだと、
しみじみ思います。
この本の魅力は、読むたびに、自分を発見することができるということで、
自分のそのときの感性で、どのようにも読むことができるのです。
昨年の10月から4か月で5巻ですから、もうしばらくは楽しめそうです。(^^♪
この本たちの合間に読んだのは、ブログにも書いた
「黄犬ダイアリー」ドナルド・キーン キーン誠己共著 平凡社と
「待賢門院璋子の生涯」角田文衛著 朝日選書、
わたしのこの冬の読書でした。
2月4日は、立春ですが、雪景色もしばらくは楽しめそうです。
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