昨日の朝のことです。
玄関前に置いたうさぎが、イヤリングをしていました。
よく見ると、生まれたばかりのカナカナでしたが、しばらくすると、
飛び立っていきました。
蝉といえば、齋藤茂吉の随筆に、芭蕉が奥の細道で詠んだ句に出てくる
蝉の種類は何かという興味深い話が、書いてありました。
その俳句とは、芭蕉が立石寺で詠んだこの有名な句です。
♪閑かさや岩にしみ入る蝉の声
齋藤茂吉は、この蝉の種類は、最初に「油蝉」だと言ったのですが、
後に小宮豊隆さんが「にいにい蝉」に違いないと言われ、その当時
ちょっとした議論になったとのことでした。
その後、齋藤茂吉は、いろいろと調べた結果、この蝉は油蝉ではなく、
にいにい蝉であると、訂正なさったようです。
うさぎのイヤリングは、カナカナでしたが、芭蕉が立ち寄った立石寺でも
今の季節は、カナカナも鳴いているかもしれませんね・・。
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