萩は、秋の七草にも入っていて秋の花なのですが、夏のこの時期に、うちの庭でも、もうこぼれるように咲き始めています。
「秋萩の咲き散る野辺の夕露に
「秋萩の咲き散る野辺の夕露に
濡れつつ来ませ夜は更けぬとも」
人麿
新古今集の秋歌に出ている万葉集の人麿の歌ですが、それにしても、いつ読んでもこの歌は、とてもロマンチックだと思います。
人麿
恋人に、夜が更け、萩の夕露に濡れながらでも、きっと会いに来てくださいと詠っているのですから・・。
万葉集に出てくる花で、一番多いのも「はぎ」ということですから、萩は、昔から人気のある花だったのだと思います・・。
万葉集に出てくる花で、一番多いのも「はぎ」ということですから、萩は、昔から人気のある花だったのだと思います・・。
定家は、百人一首には、「はぎ」の入った和歌は入れていませんが、こんなすてきな「はぎ」の歌を詠っています。
「風吹けば枝もとををにおく露の
散るさへ惜しき秋萩の花」 藤原定家
「とををに」とは、枝がしなっているさまです。
風が吹き、萩の花の咲く枝がしなって、露がしたたり落ちる「その一瞬の美しさ」を詠っていて、さすがです・・。
万葉集の素朴な歌もいいですが、定家の洗練された美意識も、素敵だと思った「はぎ」の和歌でした・・。
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