台風が近づいているようできょうも一日中雨のようです。昨日は雨の中、傘をさして散歩に出かけたのですが、あちこちで、雨に濡れたすてきな紅葉に出あいました。
ガマズミの葉の紅葉。
もみじのシックな色合いの紅葉!
「すごい!」と、思わず言ってしまいました。
最近気づいたことですが、紅葉をよく見ると、むらさき色が混じっているのが印象的です。わたしの好きな藤原良経の歌にも、むらさきが出てきます。
♪秋風の紫くだくくさむらに時失へる袖ぞ露けき
藤原良経
この歌のむらさきとは、フジバカマということですが、紫とくだくという表現が、いつもすごい表現だなあとしみじみ思います。
良経は、ときの政権から外された失意の中で、この歌を作っているのですが、くだくのが赤でも黄色でもなくむらさきなのですよね。
むらさきはやはり、彼にとって大事な色だったのでしょうね・・。
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