久しぶりにドロシー・ワーズワースの日記「The Grasmere Journal」
を読んでみました。
わたしは、ワーズワースの詩が好きで、彼等の住んでいた湖水地方の家を訪ねたことが
あるのですが、この日記にはそこに住んでいた日々の生活が語られていて、いつも興味深く読んでいます。
1802年1月1日は、兄のウイリアム・ワーズワースと、マーチンデールまで歩き、
1月2日は、雪が1日中降っていて、兄と雪の中をダレメインまで歩いたと書いてありますので、散歩が日課のような日々だったようです。
1802年1月3日のところに、バックギャモン(backgammon)というゲームが出てき
たのでうれしくなったのですが、彼女の知人でとてもこのゲームが好きな人がいたということです。
このバックギャモンというゲームは、二人でするゲームですが、冬の夜には、ぴったりのように思います。うちにも2つあり、ロンドンに住んでいたころの夜長に、よくこのゲームをしました。
この3日の日記には、寒いなか、ウイリアムと散歩に出かけていて、凍えて家に戻ったときのことも書かれていました。濡れた服を着替えて、暖かい暖炉のそばで過ごすのは何としあわせなことかと・・・。
ワーズワースの水仙の詩は、湖水地方の春さきに多分散歩で見つけた景色を詠ったのでしょうが、この日記を書いたドロシーの影響もきっとあったのだろうと思います。
わたしの住んでいるところの気候も何となく湖水地方と似ている感じがして、そういうところも多分、わたしがこの日記に惹かれるところかしらと感じています。
こんばんは、久し振りにバックギャモンをパートナーとしてみようかな。
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