プルーストの午後
プルーストの「失われた時を求めて」を、井上究一郎訳全巻から始まり、鈴木道彦訳全巻、吉川一義訳全巻、高遠弘美訳6冊までと、30年近くかけて楽しんで読んでいるプルーストファンです。
2015年9月21日月曜日
植物・漱石の野菊
散歩していますと、あちこちで野菊が咲いています。
ユウガギク
野菊は、ノコンギク、ユウガギク、シラヤマギクなどの種類があるのですが、いちばん多いのが、ノコンギクです。
シラヤマギク
ノコンギクは、葉に触ってみるとざらざらとしているので、すぐにわかります。
ノコンギク
以前に塩原温泉に行ったときに、漱石のこんな句碑を見つけたことがありました。
♪湯壺から首丈出せば野菊哉
漱石
露天風呂にゆっくりと浸って、湯壺からひょこんと首を出してみると、野菊が咲いていたというのですが、何となく漱石らしいユーモアも感じられます。
この野菊とは何だろうと考えてみたのですが、多分、ノコンギクかなと想像しました。
ノコンギク
漱石は、正岡子規の友人でもあり俳句も多く作っていて句集も出しているほどですが、この句は塩原温泉で作ったということもあり、忘れられない彼の一句です。
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