庭の片隅に、フタリシズカが咲いているのを、見つけました。
フタリシズカという名前は、義経の恋人だった静御前に由来しているのですが、義経を恋しく思いながら舞う白拍子だった静御前とは、どんな女性だったのかなあと、いつも思ってしまいます。
能の演目の「二人静」は、一人の女性が同じ姿の二人になって舞を舞うので、この
植物の名前は、そこから来ているのでしょうか・・・。
花穂が、1本だけのものもあるのですが、こちらは凛とした佇まいに見えました。
3本のものも見たことがあるのですが、やはり花穂が2本のものが多いので、「フタリシズカ」という床しい名前になったのでしょうね。
そういえば、「二人静」という名前の干菓子をいただいたことがありました。和三盆で作られた紅白に分かれた丸い干菓子でしたが、白い和紙にキャンディのように包まれて入っていました。とても品のある味で、おしゃれな干菓子だなあと思ったのを、覚えています。
中村汀女さんは、こんな句を作られています。
「忘れざり花にも二人静あり」
わたしの場合は、汀女さんのはんたいで、
「忘れざり干菓子に二人静あり」
でした・・・。(^_-)-☆
0 件のコメント:
コメントを投稿