2019年5月1日水曜日

読書・「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン・上遠恵子訳・新潮社版




 先日の雨あがりの散歩の時に写した、クロモジの若葉とかわいい花です。
 春の雨に濡れて、こわれそうなほど繊細ですてきでした!



  わたしは、こういう自然界のすてきな造形に出会うといつも、やさしい気持ちになり何か神秘的なものさえ感じることがあります。
  レイチェル・カーソンは、センス・オブ・ワンダーという本の中で、「知ることは感じることの半分も重要ではない」と、言っているのですが、わたしの好きな言葉です。



  
  自然界のものを、美しいと感じる感性は、生きる喜びにもつながっていくことにもなるのだと思います。

  

 
  レイチェル・カーソンは、また、こんなことも言っています。
 「地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、生命の終わりの瞬間まで、生き生きとした精神力をたもちつづけることができるでしょう。」
              センス・オブ・ワンダー 引用50p

 わたしもそうありたいものだと、思います。




 レイチェル・カーソンは、「沈黙の春」で、地球の自然を破壊する化学公害を訴え、自然保護の重要性を述べ、また、「潮風の下で」では、海辺の生き物を描き、自然文学の最高傑作とまで言われているものを、書いています。


 レイチェル・カーソンが、センス・オブ・ワンダーの本に、たどり着くまでには、このようなさなざまな本が下敷きになっていたのだと、改めて思いました。

 




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