2026年9月10日木曜日

読書・「THE SENSE OF WONDER センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン著 新潮社 再読 (知ることは、感じることの半分も重要ではない・・・)

 


 9月に入り、サワフタギの瑠璃色の実が、色づきはじめました。

 この瑠璃色は、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の頭に巻いたターバンの鮮やかなブルー(ラピスラズリ)を、思い出すのですが、「センス・オブ・ワンダー」を読んだ後では、ブルーの美しい地球のイメージも浮かんできます・・。

 


 レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」を、再読しました。

 レイチェルさんは、海洋生物学者で、アメリカのベストセラー作家でしたが、1956年に環境汚染の害を告発した「沈黙の春」という本で世界中に大きな反響を引き起こし、後に「歴史を変えることができた数少ない本の一冊」とまで言われ、地球環境への人々の考えを、変えることになった一冊なのでした・・。

 彼女の本を読むのは、「沈黙の春」、そして海辺の生き物を書いた自然文学の最高傑作と言われている「潮風の下で」の2冊に続き、3冊目の本です。




 センス・オブ・ワンダーとは、「美しいものや知らないものに対して、目をみはる感性」とのこと。

 わたしも自然界からは、「瑠璃色のサワフタギの実」のような美しい贈り物を、いつも受け取って人生を豊かにしているので、彼女の感性を大事にするという生き方がよく理解できます。

 空を見上げたり、風の音を聞いたり、雨に顔をうたせてみたり、鳥のさえずりを聞いたりなどなど・・・。

 レイチェルさんは、子供といっしょにそのような時を過ごすことも、感性を育てることになる大事なことだとも、書かれています。

 そして、最後に、レイチェルさんは、

「知ることは「感じる」ことの半分も重要ではない」と固く信じているとも・・。

 レイチェルさんは、この本を未完のまま、1964年に56歳で病のため、天国に召されているのですが、すてきな言葉をわたしたちに、贈り物として、残してくださったのでした。

 美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目をみはる感性(センス・オブ・ワンダー)が、大事なのだと・・。

「沈黙の春」を、書かれた彼女が、残したいと願われた大事な人生哲学だったのだと、思います。

 この本は、わたしに自然からの贈り物に、目をみはって感動する喜びを大事にしてという、彼女の言葉を思い出させてくれる貴重な一冊なのでした・・。

 サワフタギのうつくしい瑠璃色は、やはりブルーの美しい地球の色のように思えてきます!





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