2015年1月8日木曜日

読書・カロッサと堀辰雄の「幼年時代」   (人は最初の十年間に愛し、行ったことを・・・)





 本箱の整理をしていましたら、なつかしい本を見つけました。ハンス・カロッサの「幼年時代」です。

 この本は、わたしがロンドンに住んでいたときに読みたいと思い、姉に頼んで送ってもらったという「ほんとうにほんとうになつかしい思い出の本」なのでした。


                   
       「幼年時代・青春変転」 ハンス・カロッサ



          


 カロッサはドイツのオーバー・バイエルンのテルツ生まれですが、医師をしている父のもと、バイエルン州の自然豊かなところで幼年時代を過ごしています。

 ぱらぱらと、本をめくってみましたら、あの歴史上の人物になってしまっているルードビッヒ二世を現実に見たという若者の話の箇所などもあり、なつかしく当時の読書を思い出しました。

 カロッサは、「幼年時代」の初版の序文に、「人は最初の十年間に愛し、行ったことを、常に愛し、行うだろう」と、書いているのだとか・・。

 日本ではこの本に影響を受けた堀辰雄が、おなじく「幼年時代」を、書き、このカロッサの本「幼年時代」を、大事にして持ち歩いていたということです。






 堀辰雄の書いた「幼年時代」を読んでみると、彼の資質であるやさしさが全編に感じられる内容で、やはりカロッサの言ったことは本当だったのだと思われました。

 「人は最初の十年間に愛し、行ったことを、常に愛し行うだろう」というカロッサの言葉をなつかしく思いだした読書でした・・。




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