2015年3月21日土曜日

桜つれづれ



はかなくて過ぎにしかたを数ふれば
       花に物思ふ春ぞ経(へ)にける
                                   

新古今和歌集の春歌に載っている
式子内親王の歌です。

彼女は、後白河法皇の第三女式子内親王で
6,7歳の頃、賀茂神社の斎院に
ト定され、一生独身で過ごした女性です。

私は、彼女の歌が大好きですが、この歌も
桜の季節になると、いつも思い出します。


芭蕉の俳句に
「さまざまのこと思ひ出す桜かな」
というのがありますが、

桜の季節というのは、いろいろなもの思いに
かられる季節でもあるということなのでしょうね・・・。





               (写真は、護国寺の桜です。)


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