2017年3月8日水曜日

旅・「芭蕉の松島の月・・・」        (松島湾で見た1羽の白鳥・・・)



 3月2日と3日に松島に、小さな旅をしてきました。

 


 松島といえば、芭蕉も奥の細道で訪ねた場所で、芭蕉が見た月を見たいと思ったのでしたが・・。
 芭蕉は、「奥の細道」の冒頭で旅への想いとして、「松島の月まづ心にかかりて」と書いていますが、 風光明媚と言われる松島の月はどんな風なのかと、見るのを楽しみにしていたのだと思います。




 わたしが泊まった2日の夜は、あいにくのくもり空で月は見ることができなかったのですが、芭蕉は天気もよく念願の「松島の月」を、見ることができたようです。




 芭蕉は松島の眺めを、「深みのある美しさで、美人がさらに化粧をして美しくなったようだ」と形容したり、また「絵画や詩文では表現できないほどだ」とも、書いています。



 
 人はあまりにも美しいものを見ると、表現する言葉を失ってしまうということなのかもしれません。

 わたしも松島湾に点在する大小の島々の景色は、うつくしいと思ったのでしたが・・。

 芭蕉は、松島の絶景に感動したあまり句を作ることができないと書き、ここでは俳句を残していませんが、曾良は、こんな句を残しています。

  「松島や鶴に身を借れほととぎす」

 松島の素晴らしい景色のなか、ほととぎすが、鳴いて通っていったが、ほととぎすよ、この松島の景色の前では、鶴のすがたがふさわしいから、鶴の姿になって鳴きわたってくれ・・

というような句の意味だと思います。

 わたしは、なぜか1羽だけでゆったりと泳いでいた白鳥と、福浦島の自然公園にひっそりと咲いていた山茶花の花が、今回の旅の印象に残ったのでした・・。




※ 旅からもどって、1羽だけいた白鳥のことが気になり調べてみました。わたしが見たのは、福浦橋付近だったのですが、いつも福浦橋周辺は、少数の白鳥が海を泳ぐ姿が見られる場所とのことでした。

 白鳥の写真をよくみると、灰色っぽく見えるので、もしかしたらまだ、若鳥かもしれなく、これから3月下旬までに体力をつけて、元気にシベリアへ旅立ってほしいと、願ったのでした・・。

 

 

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