昨日ときょうの初夏のような天気で、うちのヤマザクラが満開になりました。
わたしは何の花でもそうなのですが、満開ではなく、開きかけが好きです。
この写真の花も、ちょうど満開の少し前です。
桜といえば、西行の歌がすぐに思い出されるのですが、何と彼の全作品に出てくる植物の中で桜はいちばん多いとのことです。
春風の花を散らすと見る夢はさめても胸のさわぐなりけり
西行
夢の中で見た春風を散らす桜に、胸がさわぐと、彼は詠っているのですが、夢の中でこそ本質的な意味での現実なのだということなのでしょうか・・。
花(桜)は、好きだけれども、西行にとっては、胸のさわぐような憧憬の存在だったのかもしれませんね。
0 件のコメント:
コメントを投稿