2015年2月11日水曜日

ウソ


いつもの散歩コースの林を
歩いていましたら、
ち・ち・ち・ちと、かわいい鳴き声が
聞こえてきました。

ウソが数羽、ヤマツツジに
止まってしきりに何か
食べているところでした。
 
               胸がピンクのオスのウソ 
      
胸のところが、ピンク色で
頭が黒い、ダンディな
オスのウソが、4羽確認
できました。


私が、近寄っても逃げることなく
しきりに、ヤマツツジの芽を
食べていました。


ウソは、本州の中部以北の
高い山の林で繁殖し、
冬の間は山麓へ移動すると
いうことです。

ウソといえば、詩人で彫刻家の
高村光太郎が、ウソを
木彫りしています。

2004年に福島県立美術館で
開かれた「高村光太郎展」で、
見たのを覚えています。


               高村光太郎作品
                   「ウソ」

奥さまの智恵子さんが、いつも
ふところに入れて持ち歩いて
愛蔵していらしたというセミの
木彫りと、このウソの木彫りは
なぜか、心に残っています。

光太郎はこの作品を作ったとき
「ウソを見て一番さきに興味を
おぼえたのはその姿勢と形態とで
あった」
と言っています。

光太郎の作品のウソは、
直立不動で
どこか遠くを見ているようです。

散歩のときにわたしが見たウソも
ち・ち・ち・ちと、穏やかな
さえずりで、食べている合間には
どこか遠くを見ているような
感じでした。














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