マツボックリが笑うという奇蹟を
発見して、びっくりしたという話が、
この本に出てきます。
「マツボックリが笑う日」ダニエル・ブライヤン著
池央耿訳 翔泳社
ダニエル・ブライヤンさんが書いたエッセイ
「マツボックリが笑う日」です。
フランスとイギリスで育ち、現在は
オランダの田舎に住んでいらっしゃる
ブライヤンさんは、田舎のご自宅の庭の
動植物のことを、
いきいきと書いていらっしゃいます。
子供のころからマツボックリが
大好きだったそうです。
ある日、散歩のときにマツボックリを
いっぱい拾ってきて、
台所のラジエーターの上に置いて
寝たのだそうです。
すると、真夜中に、キッチンから
ポンとはじけるような不思議な音がしたので、
行ってみると、何とマツボックリが、鱗片を
開いて飛んでいたというのです。
彼はそれを見て、マツボックリが
笑っていると思ったのでした。
雪の上で笑っているマツボックリ
わたしもマツボックリは大好きで、
ときどき拾ってくるのですが、
温度が上がって天気が良くなると
やはり、マツボックリがカサを
開くのを発見して
うれしくなったことがあります。
この本を読んでからは、
「あっ、マツボックリが笑った」
と言って、ひとりで喜んでいます。
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