プルーストの午後
プルーストの「失われた時を求めて」を、井上究一郎訳全巻から始まり、鈴木道彦訳全巻、吉川一義訳全巻、高遠弘美訳6冊までと、30年近くかけて楽しんで読んでいるプルーストファンです。
2016年11月24日木曜日
和歌・「今朝の雪に色をば見せてもみじ葉の・・・」 (もみじの紅葉の上に積もった真っ白の雪の対比の美しさ・・・)
今朝は、こんなきれいな雪景色を見ました。 まだ散り残っているもみじの紅葉の上に真っ白の雪が積もっている鮮やかな光景に目を奪われたのでした・・。
「もみじの紅葉と、雪」を詠った和歌があったはずと調べてみましたら、こんな和歌を見つけました。
♪今朝の雪に色をば見せてもみじ葉の
散らぬをかくる深山辺の里
前大僧正慈遍(さきのだいそうじょうじへん)
続後撰和歌集 巻第八・冬歌485
作者の前大僧正慈遍(さきのだいそうじょうじへん)は、鎌倉中期の僧侶で歌人とのことですが、美意識に優れた和歌だと思いました。
今朝降った白い雪に、まだ美しく散らずに残っているもみじは、自分の美しさを見せつけるのを遠慮して隠れているようにも思えると、詠っています・・。
雪の下のうつくしいもみじの紅葉を見ていると、ゆかしいこころを持った麗人の姿が浮かんでくるようにも感じられたのでした・・。
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