森茉莉さんは、硝子がお好きで、好きというよりも狂に近いと、「不思議な硝子」というエッセイに書いていらっしゃいます。
しかも硝子は、ボヘミア硝子とかベネチァ硝子などではなく、ラムネの青いびんや、アニゼットの空きびん、コーラの空きびん、などがお好きで、窓辺などに置いて楽しまれていらっしゃったとのことです。
森茉莉さんの硝子好きは、幼いころの思い出とも関係がありそうです。
外で友だちと遊ぶことを禁じられていた森さんは、自宅の硝子戸のある長い廊下を往復したり、硝子戸から見える庭の様子を見て、ひとり遊びをしていたということですが、その硝子のものうい、うすいくもりのある魅力にとりつかれていたとか・・。
外で友だちと遊ぶことを禁じられていた森さんは、自宅の硝子戸のある長い廊下を往復したり、硝子戸から見える庭の様子を見て、ひとり遊びをしていたということですが、その硝子のものうい、うすいくもりのある魅力にとりつかれていたとか・・。
森茉莉さんは「不思議な硝子」というエッセイにそれらの思い出を、書いていらっしゃいますが、わたしの好きな箇所です。
実は、わたしも香水の空きびんなどが大好きなのですが、透明なブルーの硝子などは、アマルフィの海を思わせるようで見惚れてしまいます・・。
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