2014年10月12日日曜日

旅・比叡山延暦寺その1



 9月の末に、ユネスコ世界遺産に登録されている比叡山延暦寺に行ってきました。
 


                  
 比叡山に行くのは初めてだったのですが、山頂に着いたとたんに、空気がきれいだなあと
実感。最初に山頂駅から歩いて、東塔に行ったのですが、東塔付近のあちこちに、ミカエリソウが群落を作っていっぱい咲いていました。

 初めて見た花だったので調べてみますと、分布はやはり本州の愛知・福井県以西に咲くと書いてありました。写真の左上の花です。あまりにも美しい花なので、見返るのでこの名前がついたとのこと。ミカエリソウは、比叡山の思い出の花になりました。
                  

 比叡山延暦寺は、伝教大師最澄が開いた天台宗の総本山ですが、日本仏教の著名な僧である法然、親鸞、栄西、道元、日蓮などが、ここで修行なさっているので、日本仏教の母山ともいわれています。



                 右上 根本中堂(不滅の法灯があります。)


    「ここで、緑の深さを知った。ここで、朱の優しさを知った。」

 これはパンフレットのすてきなキャッチコピーですが、そのやさしい朱色は、東塔、西塔、横川のそれぞれの建築物に見られます。わたしは、1200年間灯され続けてきた「不滅の法灯」のある根本中堂の錆びた朱色が、一番好きな色でした。

 「不滅の法灯」は、あの織田信長の比叡山焼き討ちの時には、山形県にある山寺( 宝珠山・立石寺)に分灯してあったので、存続することができたのだとか・・。

 1200年間、油を継ぎ足しながら「法灯」を守ってきたというのは、すばらしいことだと思いました。












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