2014年7月5日土曜日

マリア・カラスとフランコ・ゼッフィレッリ



 きょうは、一日中雨。
 久しぶりにマリア・カラスのCDを聞いていました。

 声は最高の楽器だといった人がいましたが、
彼女のアリアを聞いていると、ほんとうにそうだと
思えてきます。

 以前に「永遠のマリア・カラス」という映画を
銀座の映画館に見に行ったことが、ありました。

 そのときに、この映画の監督のフランコ・
ゼッフィレッリが書いた自伝を是非読むといいと
薦めてくれた方に出会いました。

 後日、早速本を購入して読んでみました。
 「ゼッフィレッリ自伝」フランコ・ゼッフィレッリ著
 木村博江訳・創元ライブラリです。

 フランコ・ゼッフィレッリは、オペラの演出もしており
その関係で、マリア・カラスとも交友があり、
その彼女へのオマージュとして、この映画を作った
ようです。

 ゼッフィレッリによれば、マリア・カラスは
すさまじいダイエットをして、やせたとのことですが
いつも理想として、オードリー・ヘップバーンの
「ローマの休日」の写真を楽屋の鏡の前に
飾っていたということです。

 そして、マリアはあのヘップバーンが、独特の
肩越しに振り向いて大きく目を開く、有名なポーズまで
練習していたということですから、お茶目でかわいらしい
ところもあった方なのだなあと思いました。

 マリア・カラスはもう亡くなってしまいましたが、
ゼッフィレッリは、91歳でまだ健在のようです。








マリア・カラスのCDと、「ゼッフィレッリ自伝」






                         雨にぬれるバラ






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