きょうは、一日中雨。
久しぶりにマリア・カラスのCDを聞いていました。
声は最高の楽器だといった人がいましたが、
彼女のアリアを聞いていると、ほんとうにそうだと
思えてきます。
以前に「永遠のマリア・カラス」という映画を
銀座の映画館に見に行ったことが、ありました。
そのときに、この映画の監督のフランコ・
ゼッフィレッリが書いた自伝を是非読むといいと
薦めてくれた方に出会いました。
後日、早速本を購入して読んでみました。
「ゼッフィレッリ自伝」フランコ・ゼッフィレッリ著
木村博江訳・創元ライブラリです。
フランコ・ゼッフィレッリは、オペラの演出もしており
その関係で、マリア・カラスとも交友があり、
その彼女へのオマージュとして、この映画を作った
ようです。
ゼッフィレッリによれば、マリア・カラスは
すさまじいダイエットをして、やせたとのことですが
いつも理想として、オードリー・ヘップバーンの
「ローマの休日」の写真を楽屋の鏡の前に
飾っていたということです。
そして、マリアはあのヘップバーンが、独特の
肩越しに振り向いて大きく目を開く、有名なポーズまで
練習していたということですから、お茶目でかわいらしい
ところもあった方なのだなあと思いました。
マリア・カラスはもう亡くなってしまいましたが、
ゼッフィレッリは、91歳でまだ健在のようです。
マリア・カラスのCDと、「ゼッフィレッリ自伝」
雨にぬれるバラ
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