2019年5月8日水曜日

植物・室生犀星のシロヤマブキ・・




 シロヤマブキは、大好きな花です。
 この季節にはいつも、シンプルで清楚なこの花が咲くのを、楽しみにしています。



 
  室生犀星も、シロヤマブキが好きだったのでしょうか。こんな俳句を残しています。

 ふるさとや白山吹の町のうら        室生犀星






 犀星の故郷の金沢は、以前に訪ねたことがあるのですが、やはり、あの町には、シロヤマブキが似合っているように思えます。




 シロヤマブキは、秋になると真っ黒な実をつけるのですが、黒い実というのもシンプルで好感が持てます。
 黄色の花が咲くヤマブキは、いまの季節には山地の川沿いなどで普通に自生して咲いているのを見かけるのですが、シロヤマブキの自生は見たことがありません。
 手持ちの植物図鑑によれば、山地にまれに自生するということですが・・。



自然・ハンナガーデンの菜の花畑・・・






  ロングドレスを着た貴婦人が、日傘をさして散歩する姿が目に浮かんでくるような、明治の館です。
 


道の駅「明治の森・黒磯」にある青木子爵邸の那須別荘は、新緑の木々の葉を揺らし、さわやかな5月の風が吹き抜けていました。

 敷地内には、菜の花畑が広がっていて、ちょうど満開!!!




 菜の花畑を歩いていると、子供の頃に菜の花畑で遊んでいてお気に入りのワンピースに花粉がついてしまい困ったことがあるのを思い出しました。




 辺りには、菜の花の甘い濃厚な香りが漂っていて、うっとり。
 以前に食べた「菜の花のハチミツ」の味と香りを思い出しました。
 散歩の途中で一休みしている黒ラブくんも、しあわせそう!




 久しぶりに訪ねた明治の森の館と、ハンナガーデンでしたが、菜の花がちょうど見頃で、気持ちの良い散歩を楽しむことができました。
 菜の花畑には、青い空がとても良く似合っていました・・・。




2019年5月1日水曜日

読書・「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン・上遠恵子訳・新潮社版   (知ることは感じることの半分も重要ではない・・)




 先日の雨あがりの散歩の時に写した、クロモジの若葉とかわいい花です。
 春の雨に濡れて、こわれそうなほど繊細ですてきでした!




 わたしは、こういう自然界のすてきな造形に出会うといつも、やさしい気持ちになり何か神秘的なものさえ感じることがあります。
 レイチェル・カーソンは、センス・オブ・ワンダーという本の中で、「知ることは感じることの半分も重要ではない」と、言っているのですが、わたしの好きな言葉です。



  
 自然界のものを、美しいと感じる感性は、生きる喜びにもつながっていくことにもなるのだと思います。

  

 
 レイチェル・カーソンは、また、こんなことも言っています。

・-・-・-・
 「地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、生命の終わりの瞬間まで、生き生きとした精神力をたもちつづけることができるでしょう。」

・-・-・-・-・引用50p センス・オブ・ワンダー            

 わたしもそうありたいものだと、深く思います。




 レイチェル・カーソンは、「沈黙の春」で、地球の自然を破壊する化学公害を訴え、自然保護の重要性を述べ、また、「潮風の下で」では、海辺の生き物を描き、自然文学の最高傑作とまで言われているものを、書いています。

 レイチェル・カーソンが、センス・オブ・ワンダーの本に、たどり着くまでには、このようにさまざまな本の思考が下敷きになっていたのだと、改めて実感したのでした・・。

 「知ることは感じることの半分も重要ではない・・」 大好きな言葉です!





2019年4月19日金曜日

自然・「2019年の桜」 (春風、たんぽぽ、そして桜・・)



 2019年4月18日 白河関の森公園にて

 

         夢のなか
        歩いているよな
        桜みち
        うぐいす鳴いて
        春風吹いて・・・
      




        春風が
        やさしく吹いて
        たんぽぽと
        花ももゆらす
        妖精のみち・・・


  


        雲たちは
        午後のおしゃべり
                                春びより
        妖精たちは昼寝の時間・・・
         





2019年4月14日日曜日

自然・「2019年、奥州街道、芦野宿の桜・・」




 13日に、奥州街道・芦野宿の御殿山の桜を見に行ってきました。
 数日前までは、雪の降るような寒い天気でしたが、13日は17度にもなり、快晴の花見日和でした。



御殿山は、城跡ですが、小高い山のようになっていて、そこからは白い雪を被った那須連山が、くっきりときれいに見えました。
 地元の方のお話しでは、こんなに山がくっきりときれいに見えるのはめずらしいということでした。




 城跡の広場に植えられている桜は、ちょうど見頃で、地元の家族が花見を楽しんでいました。800本のソメイヨシノが植えられているそうです。




 那須歴史探訪館から見える御殿山の桜。




  御殿山の麓の武家屋敷にある樹齢400年のしだれ桜ですが、今年も見事に咲いてくれました。




  芦野の街はずれにある大きなお地蔵さんも、首を長くして桜の花が咲くのを待ちわびていたように見えました。
 今年は昨年よりも1週間ぐらい花期が遅かったようですから・・。
 


  

 花見の帰りに、芦野の伊豆屋さんにより「聖天まんじゅう」を買いました。
 黒糖と大豆、小麦粉だけで作られているシンプルですが、奥行きのある味わいのまんじゅうです。緑茶といっしょにおいしくいただきました。











2019年4月6日土曜日

自然・カタクリの花を見に・・





 カタクリの花があちこちで咲き始めました。
 散歩のときにも見ることができるのですが、今年も恒例になっているカタクリ山公園にカタクリの花を見に行ってきました。




 カタクリ山公園は、関東最大規模のカタクリ群生地で栃木県那珂川町にあり、雑木林3ヘクタールの中に、100万株のカタクリが咲いているということです。




 カタクリは種がこぼれてから咲くまでに6年ぐらいの年数がかかると知ってから、より
愛しい花になったのですが、それにしても雑木林の下に群生している様は、見事です。



 カタクリは、温度と太陽の光に敏感な花なので、気温が低く暗い夜には、花びらを閉じるということです。
 朝になってまたいっせいに花開く様子は、見事なのだろうなあと想像しました。



 カタクリの鱗茎は、でんぷんでできているので、昔はカタクリ粉を作っていたそうですが、いまはもうジャガイモからカタクリ粉は作られているようです。

 万葉集にも出てくるカタクリの花は、日本の風土に春を告げる花として、愛されてきたのですね・・。

2019年4月2日火曜日

歳時記・「新元号・令和」   (初春の令月にして・・・)




 
 新元号は、「令和」に決まりました。
 やわらかな感じで語感も良く、愛される元号になるのではと思います。

 


 万葉集からの出典というので、早速、手持ちの本を開いてみました。
 中西進さんの書かれた「万葉集」の(一)講談社文庫 です。




 天平二年正月十三日に大宰府の大伴旅人の家で、梅を愛でる宴が開かれ、そこで作られた梅の歌三十二首の序の言葉として書かれているものです。



  
「初春(しょしゅん)の令月にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょう
ぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(かう)を
薫(かをら)す。」
         引用 万葉集(一)中西進著 講談社文庫・377p




 中西進さんによれば、

令月の「令」とは、「嘉」で、「時あたかも新春の好き月」とのこと。

風和ぎは、「風やわらかく」とそのまま、訳されています。




 わたしがおもしろいと思ったのは、その後に続く文です。白い梅の花を、美しい女性が、鏡の前でよそおう白い粉のようと形容しています。

 梅の花は、当時は外来の植物としてめずらしく大事にされていたということなので、大宰府の大伴旅人邸の庭にもきれいに咲いていたのでしょう。






 今朝のニュースで、大宰府天満宮の梅の花を見たのですが、いまでもずっと梅の花が大事にされているようです。

 もう、梅の花は終わりでしたが木の上の方に数輪だけ、残っていました。この写真の梅の花は、きょう(4月2日)に家の近くで写しました。きょうは一日中雪がちらつく寒い日でしたが、お昼頃雪が少し止んだときに写したものです。