2020年5月17日日曜日

読書・「山頭火句集」と「失われた時を求めて」の花キンポウゲ (キンポウゲの咲くころ・・)




 今朝は、カッコーの初鳴きを聞きました。
 カッコーの声は、もうすぐ季節が初夏になると、告げているようです。
 散歩のときには、キンポーゲの花たちも、金色にかがやく花びらを、風に揺らしているのが あちこちで見かけます。
 高原もさわやかな季節になりました。

 


 黄色にピカピカ光る5枚の花びらを持ったキンポウゲは、フランスでは、Boutonー d`or と呼ばれているのですが、プルーストは「失われた時を求めて」の本の中で、フランスのおとぎ話の王子様のように美しい名前と、書いています。




 この花は、十字軍の兵士がオリエントからまずオランダに持ち帰ったということですから、その後にフランスに入ったのでしょうね。
 プルーストはまたこの花を、「東方の詩情を感じる」とすてきに表現して書いていますが、日本では、放浪の句人の山頭火が、この花のことをこんな風に歌っています。

 「あるけばきんぽうげすわればきんぽうげ」山頭火




  キンポウゲはわたしの住んでいるこの辺りでは、散歩道のへりや、草原になっている広場のようなところに群れて咲いているのですが、山頭火のこの歌のとおりです。

 歩いても、すわっても、山頭火のまわりにはこの黄色のかわいい花が、咲いていたのだと思います。




 キンポウゲは、プルーストの本に出てくるのを知ってから特別な花として意識するようになったのですが、季節がめぐってくるたびにこの花を見ると、元気が出てくるようでうれしくなる花になりました。













2020年5月5日火曜日

自然・白くて小さな花フデリンドウと、瑠璃色の鳥オオルリ・・



  昨日の散歩のとき、白くて小さな花を2種類見つけました。
  ひとつは、白いスミレです。
 



 家に戻ってから早速、「山渓ハンディ図鑑・日本のスミレ」で、調べてみましたら、「シロバナエゾスミレ」のようです。
 エイザンスミレのシロバナとか・・。


 もう、ひとつは、フデリンドウの白で、こんな小さな花でした。




 普通のフデリンドウは、うすい水色なのですが、白いフデリンドウは、初めて見たので
うれしくなりました。

 


 白くてちいさな花は、やっぱり大好きです!!!

 この散歩の途中に、オオルリの瑠璃色の姿をちらっと見ました。
 オオルリは、毎年この季節に夏鳥として、東南アジアからはるばる日本にやってきます。あのうつくしいさえずりが聞こえるほうを探すと、目が覚めるようなすてきな瑠璃色の姿を確認できました。
 



 このコロナの時期に何事もないかのように、日本にはるばる渡ってきてくれたオオルリに、感謝したくなりました。

 野草はいつものように静かに野に咲き、渡り鳥は季節が来ると渡ってくるのです。
このようなことが、すばらしいことと感じられるきょうの散歩でした・・・。 





2020年4月19日日曜日

自然・今年のさくら・・・





 今年のさくらです。
 いま、日本はコロナウイルスの影響で、大揺れの状態ですが、コロナの嵐が早く治まりますようにと、願うばかりです。
 それにしても、今年のさくらは、目に染みました・・。







      ひらひらと
         なにごともなく
             舞うさくら
                みやまの嵐
                   夢かうつつか・・・・・

                       あみ











2020年3月30日月曜日

読書・「世紀末花傳書」塚本邦雄著 文藝春秋 (♪パセリ・セージ・ローズマリー&タイム~♪)



 昨日の3月29日は、雪の日曜日でした。
 お昼少し前に、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴り、玄関のドアを開けると、いつもの宅急便のお兄様が、花束のような大きな包みを抱えて笑顔で立っていました。
 早速開けてみると、友人からのプレゼントのローズマリーの花たばでした。




 ブルーの花がいっぱいついていて、さわやかな良い香りが部屋中に漂いました。
 ローズマリーが歌詞に出てくる「スカボロフェアー」というサイモンとガーファンクルの歌があるのですが、その歌をドイツのオペラ歌手のペーター・ホーフマンが歌っているのを思い出し、早速聞いてみました。
 



 このCDのことは、「世紀末花傳書」という塚本邦雄さんの本で知ったのですが、塚本さんは、ペーター・ホーフマンが歌う「スカボローフェア」のことを、感動はワーグナーを超えると表現なさっていました。



  早速,CDを聴いてみるとまず、最初のイントロの部分が盛り上がるような編曲になっていて、そこにペーター・ホーフマンのやわらかい包み込むような声が静かにゆっくりと、
 ♪「Are you going to Scarborough Fair?」
 と、歌い始めるのです。
 そして・・・次に
 あの   
      ♪「Parsley,sage, rosemary,and thyme~~」
と、続くのです。
 途中から、ソプラノのデボラ・サッスーンが透き通るようなこちらも琴線にふれるような声で、彼と絡みながら歌うところに来ると、塚本さんは必ず涙があふれそうになるということですが、わたしもこころを動かされるようでした。
 感動はワーグナーをすら超えるというのは、こういうことなのかと納得したのです。




 雪の日に届いたローズマリー、久しぶりにペーター・ホーフマンの「スカボロフェアー」を聴くすてきな時間を過ごすことができました。友人に感謝です。






2020年3月26日木曜日

植物・「桜」咲いてくれて、ありがとう!




 2週間ぐらい前、桜の古木が強風で折れていたのを見つけ、花瓶にさしておいたところ、
健気にも、咲いてくれました!
   



ここ数日、雪が降る寒い日が続いたのですが、花があると部屋の中がぱっと明るくなりました。      




 それにしても、すごい生命力だと思いました。
 最後のいのちの花を見せてくれたのです。
 こんな枝でした・・・。
 



 
 



 

2020年3月8日日曜日

自然・ほっ、いぬのふぐりが咲いている・・ 草野心平さんの「春のうた」




 ちいさな可愛らしいるり色の花が咲いているのを見つけると、草野心平の「春のうた」を思い出します。
 「ほっ、いぬのふぐりがさいている」というあの詩です。



 写真のこの花は、「オオイヌノフグリ」といいヨーロッパ・アフリカ原産で、日本には、明治時代に入ってきた帰化植物です。
 きょうは雨なので花は閉じていると思いますが、昨日は晴れでしたので、ぱっちりと元気に咲いていました。




 草野心平さんの「春のうた」の中で、冬眠から覚めたケルルンクックと鳴くあのカエルが、最初に見るのがこの花なのですよね。
 この花の色は、空と同じのスカイブルーです。




 オオイヌノフグリは、4枚の花びらがあるように見えるのですが、実は1枚で、うっかりふれてしまうと、ほろっと落ちてしまうことがあり、妖精のかわいい帽子が転がっているようにも見えます。
 2つのころころとした実の形が犬の睾丸にそっくりなのでこの名前がついたということですが、少しかわいそうなネーミングだと思います。




  日本にむかしからある在来種の「イヌノフグリ」の花は3ミリととても小さく、この1cmぐらいのオオイヌノフグリに駆逐されてしまい、少なくなっているとのことです。

 草野心平さんの詩に出てくる「いぬのふぐり」は、たぶんこの「オオイヌノフグリ」だと思いますが、それにしてもかわいい春を告げてくれる花ですね。

 子供のころから大好きな花でした!
 









2020年3月3日火曜日

歳時記・2020年3月3日・おひなさまの日に・・






 きょうは、3月3日、おひなさまの日です。
 昨日は雪もちらちらと舞っている寒い日だったのですが、きょうは青空も出て、少しあたたかくなりそうです。
 家にあった古い重箱に、手作りのおひなさまを入れて飾ってみました。
 




土台は大きな貝なのですが、椿の花をふわっと載せました。




 うさぎは、縁起物として喜ばれていますが、そういえば数日前の散歩のときに
ベージュ色の大きな野生のうさぎが、元気にぴょんぴょんと、川沿いを走っていくのを見たばかりでした。今年初めて見たうさぎでしたので、うれしかったです。




 ほおずきの形のお手玉です。和菓子のようでかわいく気にいっています。



  今年のおひなさまの日は、コロナウィルスの件もあり、子供たちは学校も休校になっていて家で過ごすのを余儀なくされているのですが、早く収束するようにと願っています!